2012年4月6日金曜日

2012年度PCRT Basic1研究会を終えて

本年度最初のPCRTBasic1の研究会を開催することができました。今回も満席で熱心な治療家の先生方にお集まりいただきました。

本研究会も毎年進化を積み重ね、今年は、「エネルギー」「パターン」「学習記憶」の3つのコンセプトを基本とし、その概論を説明しました。臨床各論では「術前後評価法」から始まってハード面の施術法を主にご紹介させていただきました。今回初めてご紹介させていただいた二日目の「松果体の施術法」は、多くの先生方にとって、治療概念が大きくパラダイムシフトしたのではないでしょうか。

まさに目には見えないエネルギー的な施術法なので、一般の方々にその効果の理屈を説明するのは難しいところがあります。しかし、理屈抜きに施術効果はその場で体感することができます。患部への直接的な施術ではないため、何か特別なパワーで施術をしているかのように思われがちですが、私が特別なヒーリングパワーや超能力を使っているわけではありません。一日目のワークショップで、まだ「松果体の施術法」の説明を受けていない先生に簡単に指導して「松果体の施術」を行ってもらうとほとんどの事例で施術効果が現れました。超能力的な何かを伝授したわけではありません。

もしかすると、場のエネルギーや目には見えない何かを伝授しているのかもしれませんが、ある程度の訓練を積めば誰にでもできる施術法であることを改めて確信できました。特に筋肉のこり感などの緊張やバランスは短時間に調整することが可能です。まだまだ、臨床研究を繰り返しながら検証する必要がありますが、もしかすると、簡単でしかも効果的な手当法として一般の方々に活用していただける可能性を秘めているのではないかと思ったりもします。

今回参加された先生方は、すでに臨床現場で活用されていることでしょう。先日もご自分の患者さんに「松果体の施術法」を試された先生から、「ほとんどの患者さんで効果があった」とのご報告もいただいています。症状の種類にもよりますが、筋肉のアンバランスによる筋骨格系の症状に対しては9割以上で効果があるので、逆に効果が出ないときはどのような原因が背後にあるのか興味が深まります。効果が出ない場合は、恐らくアドバンスクラスで紹介予定の「五感パターン」や「感情パターン」が潜在的に関連しているのではないかと思われます。

今回参加された受講者の方々が、研究会の二日目から後半にかけてだんだんと生き生きしてこられるように感じられたのが印象的でした。一年間継続して参加された先生方は着実に上達されています。それに甘んじることなく2年目、3年目とさらなる上達を継続的に目指されて、さらに多くの患者さんに喜んでいただければと願います。この研究会で紹介している手順は比較的簡単ではありますが、その施術法のツールの応用や背後にある治療哲学を理解していただくためには繰り返し受講されることが求められます。次回の研究会は6月30日と7月1日です。また、充実した研究会になることでしょう。

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