2012年8月9日木曜日

2012年度、45周年AMI instructorカンファレンス レポートその1

AMI instructorカンファレンスのレポートを書くのは久々になる。1997年に30周年記念のAMIインストラクターカンファレンスに招待していただいて以来、毎回招待していただいていている。2007年度の40周年記念のカンファレンス開催後は毎年のカンファレンスは中断され、今回は5年ぶりにカンファレンスが再開された。2012年度の今年は45周年記念のカンファレンスとなった。5年ごとの記念式典に毎回出席させていただくことが出来、アクティベータ・メソッド発展の歴史に触れる機会を与えていただけることをとても光栄に感じている。

水曜日の午前中の診療を終え、夕刻に福岡空港からハワイ経由でAMIインストラクターカンファレンスが開催されるアメリカのフェニックスへと飛び立つ。途中、ハワイ空港でフェニックス行の飛行機が8時間も遅れるというハプニング。会場のホテルにカンファレンス前日の夜中に到着するはずが、カンファレンス当日朝に到着するということになってしまった。

しかしながら、ハワイアン航空会社の配慮で、ワイキキビーチ近くにあるマリアットというホテルでディナーを提供してくださることになり、3時間ほどワイキキビーチに滞在することができた。思わぬハプニングではあったが、ハワイでプチバケーションを楽しむことができた。そのレストランは、初めて日本の先生方とアクティベータのハワイセミナーへ参加した時のホテルのレストランだったのでとても懐かしく感じた。

一日目、カンファレンス開催の約1時間前に到着して、ホテルで朝食をとりカンファレンスに参加。前回の40周年以来、5年ぶりに米国のインストラクター達との再会を歓び合った。1997年から遠距離ではあるが15年来のお付き合いである。私はすでに古株に属しており、カンファレンスでの再会はそのたびに国境を越えた不思議なつながりを感じさせてくれる。

全米のインストラクターと世界各国のインストラクターが100名以上参加とのこと。今回予定されているプレゼンターも一流の講師陣。初日の講義は、各地域のディレクターやカイロプラクティック大学の講師たちを対象に、コーチングやコンサルタントを行っている人間行動科学の専門家によって行われた。

カンファレンスの数か月前にはインストラクター全員にネットを通じて行動と動機付けに関するアンケートが行われており、会場では47ページに亘ってまとめられていたレポートがアンケートを受けたインストラクター一人一人に配布された。このレポートは行動科学に基づいており、自分自身の強さと弱さを客観的に理解することでより効果的な行動や人間関係に役立てるというもの。

次はリーダーシップの研究に関する専門家によるプレゼン。参加者のほとんどがリーダーであり、リーダーシップに関する幅広い研究はとても重要である。私は、数年前より治療技術の研究と合わせて、コーチングやリーダーシップ論の勉強も行ってきているが、単に治療技術だけに限らず、人との関係性や治療院や組織をいかにして有機的に発展させるかは私たちの重要課題であり、すべてはリーダーに組織を守り発展させる責任がある。

今後、大きな組織のリーダーに限らず、治療院の院長もリーダーシップ論やコーチングの勉強はとても重要になるだろう。治療技術の習得だけにとどまって、人との関係性や治療院や組織がうまくいかなければ、その治療技術は宝の持ち腐れということになる。今後も、リーダーシップ論やコーチングは治療技術の研究と同様に両輪のごとく学んで社会地域の人々に幅広く貢献することができればと再認識することができた。( レポートその2に続く)

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