2016年4月12日火曜日

症例報告:ゴルフのアプローチイップス

【はじめに】
60歳、男性。12~3年前よりアプローチの際に、イップスの症状がではじめたとのこと。以前はアマチュアの試合によく出場されていたという。症状が強くなるのは、簡単なアプローチをする際で、右手の動きを意識して、気をつけるようにすると、症状がある程度軽減するらしい。
長年患っていたイップスの症状が早期に改善された症例として報告する。

【初回施術】

〔目安検査〕
→アプローチイップスの症状イメージ→
〔EB特定検査〕
→陽性反応→恐れ→アマチュアの一定の評価ラインがあり、その評価からカットされるかもしれない→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応
→陽性反応→存在感→アマチュアゴルフ界における自分の存在感→実力がでれば出場できる大会が、守りに入っていけなかった→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応
→陽性反応→慈悲心→お母さま→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応
→陽性反応→虚栄心→ゴルフ関係→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応
→陽性反応→警戒心→最初にアプローチをミスしたとき→陽性反応→慈悲心→お母さま→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応

〔目安検査〕→最初にミスした際→警戒心→陽性反応→
〔EB特定検査〕→警戒心→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応

〔目安検査〕
→イップス発症前の最初にミスした際の直前の状態イメージ→
〔EB特定検査〕
→陽性反応→復讐心→誰よりも練習しているのになぜ・・・という自分に対して→陽性反応→PCRT呼吸振動法にて調整→陰性反応

【2回目:4日後来院】

〔患者からのコメント〕
今回、初めてイップスの治療を受けて数日後にアプローチの練習をされたとのこと。練習ではイップスの症状は気にならなくなったとのこと。治療直後にすでに良くなった感覚があったともいわれていた。

〔目安検査〕→アプローチイップスの症状イメージ→陰性反応

〔目安検査〕→最初にミスした際のイメージ→陰性反応

〔目安検査〕→イップス発症前の最初にミスした際の直前の状態イメージ→陰性反応

前回陽性反応が示されたイップス症状に関係する目安検査ではすべて陰性反応が示されたので、メンテナンス的に全身の調整を行う。

【考察】
今回のゴルフのイップスの症例では一回の施術でほぼ改善したようだ。治療の前に拙著「身体の不調は脳がつくり、脳が治す」を読んでいただいていたことも影響していただろう。多くのイップスの患者の施術をさせていただいているが、一回~二回の施術で来院されなくなった患者もいる。この場合、患者からの情報も途切れ、検査もできないので、その後改善されているのかどうかは不明である。恐らく症状が改善されたので来院されなくなったのだろうと、治療者側としては考えたい。すべての患者において、イップス症状に関係する誤作動記憶の陽性反応は、治療後にはほとんど消去しているということから察しても早期に改善していると判断しても差し支えないだろう。今回の患者のように良くなったと実感されても来院して下さる患者は、自覚症状と照らし合わせて検査ができるので、治療者側としても施術に対して確信が持てるのでありがたい。

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