2019年2月28日木曜日

パターン化された頭痛

患者様よりメールで以下のフィードバックをいただきました。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1週間続いた朝の頭痛が改善しました!

先週の半ばから、朝起きると毎日頭痛がして、午前中はめまいや首の痛みと一緒に続き、午後から夕方にかけて軽減するという症状が1週間ほど続いていました。

保井先生にみていただいたところ、頭や目、首だけでなく、身体の回りの空間にも反応があるということで、エネルギーの調整をしていただきました。キーワードとしては「意欲」「自尊心」「犠牲心」などに反応していました。

施術直後は頭や目がすっきりしましたが、正直なところ、明日の朝はどうだろうかと不安に思う自分もいました。

ところが今朝の目覚めはとても爽やかで、1週間も頭痛があったことなど忘れるほどでした。自分の中から自然と感謝の気持ちが湧き出てくるのを感じ、いい気分で一日のスタートがきれました。

本当にありがとうございました。

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【治療者からのコメント】

問診から毎朝の頭痛の症状があり、仕事をしていると午後から症状がだんだんと軽減するという状態が1週間継続しているとのこと。このことから単に肉体面だけの問題ではなく、脳、すなわち無意識の心が関係していることが予測できました。今回の症例は、肉体内のエネルギーブロックを調整するだけでなく、肉体外のエネルギーブロックを検査し調整することで、症状を引き起こしている原因が明確になり、誤作動記憶が新たに上書きされて、パターン化された症状が改善されました。

このような症状が一般医療とは異なる施術ですぐに改善するということは、通常医療では考えられないことかもしれません。しかし、原因があっての結果です。何か原因があるはずです。このような結果をだすためには、一般化された医療概念に囚われずに、幅広く原因を探索することが大切だと思います。将来はこのような施術が当たり前のように語られるようになれば、もっと多くの人が健康になれると思います。

2019年2月25日月曜日

老犬の施術

老犬の施術

先日、当院に通院されている犬の飼い主の方から以下のようなご報告をメールいただきました。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

施術前
施術後

左の写真

愛犬が食事をするときに、後ろ足が、何度も何度も滑るのを何とか我慢しながら(※本人が)食べていた様子です。
長い事・・・・数か月・・・? 続きました。

右の写真
 
治療が終わった10時間後の様子です。
 
施術では、まず、左の写真でどのような状況であるか、先生に確認していただいて本人(本犬)を間近で見ていただき、(何ゆえ、もうすぐ16歳の老犬なので)飼い主の体を通して治療をしていただきました。

それだけなのに、こんなに改善してうれしいばかりです。

ありがとうございます。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

【治療者からのコメント】

飼い主方から「餌を食べる際に、なぜか右の後ろ足が前の方に移動して、右足で支えられていないのでは・・・」とう相談を受けました。数ヶ月前から続いているかもしれないとのことで、はっきりとした原因は不明とのことでした。患者さんが持参してくれた写真を通じて検査をしてみると、確かに右の後ろ足全体に生体エネルギーブロック(EB)の陽性反応が示されました。飼い主の方を代理にして検査と調整を行いました。そして、その後上記のように喜びのご報告をいただきました。

これは通常医療の機械論的な概念というよりも生命の調和を重んじる有機論的な概念、すなわち「エネルギー」、「関係性」、「誤作動記憶」という観点で診ることで得られた結果です。特に飼い主の方との信頼関係を踏まえての成果だということは大前提にあると思います。

今回の症例報告の許可を飼い主の方にお尋ねしたところ、「どこかのわんちゃんが、また、こういう治療を受けることができ、幸せを感じてくれたらうれしいので、役立ててくださいませ。」とのご返答をいただきました。本症例の公表の許可を与えていただいた飼い主の方に謝意を表するとともに、本症例報告が何らかのお役に立つことを願います。



2019年2月12日火曜日

陸上選手の施術

最近、駅伝大会を控えている陸上選手達が次々と来院。その中の一人がAMPCRTを併用している佐渡市の先生の施術を受けていたらしく、その先生が当院を紹介してくださったそうだ。その選手は佐渡市の先生を信頼されている様子で、同じ療法をする施術者がいると、他のチームメンバーにも紹介してくれたようだ。数えると7名も来院してくださった。全ての選手が次の来院日には症状の改善を報告してくださり、心の底から喜んでいただけているのが感じられる。

ほとんどの選手がそれぞれに足や腰の問題を抱えていた。それに加えて慢性的なアレルギー性鼻炎で困っている選手、あるいはメンタル関連の症状で悩んでいる選手もおられ、それぞれに症状に合わせて施術させていただいた。スポーツ選手は前向きの方が多く、自分自身の身体の感覚を熟知している。そのためどこに不調があるのかも感じやすく、良くなった時の感覚も明確に分かりやすい。そして、改善した際にはその場で施術効果を感じてもらえるので比較的治療が進め易い。

これもAMPCRTの研究を長年継続してきた成果だとスタッフ一同で喜んでいる。これからも、セミナー活動を広げて、全国で安心して施術を受けることができる治療院が増えることを願う。

2019年2月5日火曜日

吃音(どもり)の原因

吃音の施術で小学4年生(9歳)の女の子が来院。5歳の頃から症状が出始めたとのこと。日常生活では話しづらいことが多いという。当院に来院する2年前からリハビリテーション病院で言語療法を受け、喋り方の訓練をしているとのこと。症状の経過としては波があり、軽くなったり、ひどくなったりしているらしい。

通院して9回目の時から、本人は「もう、つまったりしていない・・・」というので、以前からあった乗り物酔いの施術を行なった。お母さん曰く、「以前は、他人から見ても明らかに吃音があることが分かったが、今ではそれが分からなくなっている・・」とのこと。しかしながら、時折、つまっていることがあるらしい。以前は、治療院で話を聞いていると明らかに吃音の症状が現れたが、それは確かに無くなっている。でも、どこかの場面で誤作動記憶のスイッチが入るのだろう。次回からはお母さんの記憶を頼りに検査を進めていく予定。

「吃音の原因は何か」という問いに対して、ネットで検索するとその分野に関係する専門家らしき人たちがそれぞれに見解を述べているようだ。西洋医学的な考えに基づいて原因論を捉えている方が多いようだが、シンプルに分けると、身体の構造面、身体の機能面、そして心理面に分けられる。我々のような治療院に来院する吃音の症状を抱えている患者さんのほとんどは、構造的な問題ではないことが多い。

多くの治療者は、心理的な要因が関係しているだろうということは察していても、どのように治していいのか分からないので、発声法などの機能的な改善に目を向けて喋り方などの指導をする。それは原因療法ではなく対症療法なので、なかなか本質的な改善は望めないと思う。では、本質的な原因は何か。原因メカニズムは「身体の機能と心との関係性」による誤作動記憶であると私は確信している。基本的にはゴルフや他のスポーツ競技で知られているイップスと同様のメカニズムで生じると考えているので同じようにアプローチすると結果が伴う。

イップスは、「身体の働き」と「無意識」との関係性で生じる誤作動なので、その誤作動記憶をピンポイントで検査をして調整することが必要になる。症状を抱えている期間が長いほど、誤作動記憶が複雑で複数関係していることが多いが、継続的に調整していけば消去法のように少なくなっていき、それに伴って症状も改善していく。

イップスを改善する際に、「フォームの矯正」や「前向きな心の持ち方」など小手先のテクニックを指導される方もいるようだが、そのような表面的な対症療法でほんとうに効果があるのか疑わしい。治療対象となる相手は「身体機能」と「無意識」の「関係性」である。よって、吃音や発声障害の治し方もイップスやジストニアと同様のアプローチで進めていけば改善される。と、私は信じて治療させていただいている。