2019年10月23日水曜日

痛みはどこから?骨、靭帯、軟骨からの痛み

腰痛や関節痛の痛みはどこから来ているのか?痛みの症状を改善させるためには痛みに関連する部位の特定が必要です。痛みの種類は発生源から分類すると3つに分けられます。まずケガや火傷のときの痛みのように、その部位に炎症が生じ、痛みを起こす物質が発生して知覚神経を通じて脳で痛みを感じる「侵害受容性疼痛」と呼ばれる痛み。次に構造的な異常が見えないにもかかわらず痛みが生じている「神経障害性疼痛」と呼ばれる痛み。そして、3つ目は、「侵害受容性疼痛」にも「神経障害性疼痛」にも当てはまらず、「心因性疼痛」と呼ばれている分類の痛みで、これは心の問題というよりも脳の認知の異常によって生じる痛みです。その問題の本質は心(精神機能)ではなく、「脳(無意識と身体との認知機能)」にあると考えられます。

そして、多くの慢性症状は、これらの痛みの発生源が複合しています。症状の種類や慢性化の程度などによって「神経障害性疼痛」の問題の度合いが大きかったり、あるいは「脳(無意識と身体との認知機能)の問題の度合いが大きかったりします。慢性症状で一時的に症状が改善されても、すぐに振り返す場合には、特に「脳(無意識と身体との認知機能)」に原因が隠されていることがほとんどです。先日もある膝関節を抱えた患者さんで、振り返す原因を検査していたところ、単に関節を構成する筋肉や関節だけでなく、半月板や前十字靭帯そのものの誤作動記憶が関係しており、その誤作動記憶を調整することで症状が改善された事例があり、改めて無意識と身体との関係性による誤作動記憶、すなわち脳の認知に関係する領域が痛みに深く関わっていたことを確認しました。

通常の医学的な視点からすれば、筋肉や筋膜に分布する神経学的機能が痛みに関係する発生源になると考える傾向にありますが、神経分布の少ない靭帯や軟骨も慢性症状の痛みの発生源になっており、それは脳の誤作動記憶に深く関係しています。筋肉の機能異常による痛みに関しては、マッスルテストによって比較的容易に検査することができますが、靭帯や軟骨、骨などはそれ自体での動きがない組織ですので、エネルギーブロック(EB)の検査には、特殊な検査をしなければなりません。その検査法はPCRT上級編でご紹介させていただきます。

この検査法をマスターできると、慢性的な関節痛の隠れた痛みの発生源の特定が容易にできるようになり、慢性症状の改善度がさらに高まると思います。次回のPCRT上級編では、骨、軟骨、靭帯からの痛みの発生源を特定し、調整する検査法に加えて、ジストニアやイップスなどの調整法など、上級でしか学べない内容をご紹介させていただきます。皆様のご参加を楽しみにしております。

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