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2016年8月20日土曜日

内分泌系(ホルモン系)の異常の改善

内分泌系の異常で比較的多く相談を受けるのは、生理痛や生理不順の患者さんです。特に月経前症候群(PMS)で長年苦しんでいる方も少なくはなく、症状があるのが当たり前のようになっている人も多いようです。身体的症状では下腹部痛を初め、乳房痛、むくみ、倦怠感などがあり、精神的症状では抑うつなどの気分障害や睡眠障害を訴える方が多いようです。

生理不順の患者さんの中では2年以上も月経がなく、当院での治療で改善した実例もあります。ホルモン系の異常は女性だけでなく男性にも生じます。改善した症例の多くが無意識の誤作動記憶に関係しています。このような心身相関に関連する因果関係は通常医療では検査することができません。当院での心身条件反射療法で検査をしますが、ホルモン系の異常を示す臓器反応点に陽性反応が示されます。施術を繰り返すことで、このホルモン系に異常を示す陽性反応が消失すると共に、多くの患者さんで症状が改善されます。

ホルモン系の誤作動が、無意識のメンタル面に関係しているということは、一般的にはあまり知られていません。世間一般でもっと多くの人がこの事実を当たり前のように認知してくれると、多くの人がつらい症状から解放されるのですが・・・・世間一般の常識というのは手ごわいものです。

下記の感想は生理不順の症例改善の一例です。この患者さんも無意識的な感情や、一般論から得た情報による思い込みが関係していたようです。関連していた潜在感情の一つが「喜び」に関係していました。通常、メンタル面が関係するというとネガティブな感情などが関係していると思われがちですが、ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も心身のバランスの誤作動に関係しています。

心身相関の分野で誤解を受けやすいのが、「精神面」が悪いから「身体面」が悪くなると思われがちなところです。これは明らかな誤解なのですが、心と身体の関係で体調を崩すということがまだまだ世間一般に浸透しないようです。それは、機械構造論的な情報や教育からの影響と、心身相関に関係する科学的研究が難しいということも影響があるように思います。

当院で治療体験をすると、多くの患者さんが心と身体の関係性で誤作動を生じるということが当たり前のように分かってきます。本質的な原因が分かると、健康に自信が持てる人が増えてきます。心と身体の関係性で体調不良を生じさせるということが、世間一般で当たり前に語られるように、もっと多くの患者さんの症状の改善に役立てればと願っています。


2016年3月31日木曜日

2型糖尿病で数値の改善


【経緯】

病院でⅡ型糖尿病との診断を受け、投薬治療を受けており、今回、インシュリン注射を受けたほうがいいと勧められたとのこと。どうしてもインシュリン注射の治療を受けたくないのでということで来院。患者は以前、腰痛とフワフワ感を訴えて当院を受診、膵臓の反応点で、毎回誤作動反応を示していたので、腰痛などの症状と合わせて膵臓のホルモン系の機能障害の治療も行っていた。当院に通院されながら、病院での投薬も受け、病院での検査結果もある程度落ち着いたので当院での治療を中止。9か月後、病院での投薬は継続していたが、血糖値、並びにヘモグロビンA1cの数値がインスリン注射の治療を受けなければならない数値に上昇しているとのことだった。

【初回】

〔PCRT目安検査〕
  • 臓器反応点:膵臓と脳下垂体(前頭部)にて陽性反応

〔PCRT・EB特定検査〕 *EB=エネルギーブロック
  • 膵臓臓器反応点→陽性反応→「復讐心」→趣味で自己満足している自分自身に対して→PCRT呼吸振動法→陰性反応
  • 膵臓臓器反応点→陽性反応→「自省心」→自分で自分のことを反省→PCRT呼吸振動法→陰性反応

施術終了

【2回目:3日後】

〔PCRT目安検査〕
  • 臓器反応点:膵臓と脳下垂体(前頭部)にて陽性反応

〔PCRT EB特定検査〕 
  • 膵臓臓器反応点→陽性反応→「慈悲心」→自分自身に対して姉として可愛そう→PCRT呼吸振動法→陰性反応
  • 膵臓臓器反応点→陽性反応→「信仰心」→姉としてこうあるべき→その信念を持ち続けて得られるものは→「存在感・重要感」→PCRT呼吸振動法→陰性反応
以前にも同じ反応が繰り返されていることを考慮して、もしも、同じ「~べき」で繰り返されているのであれば、思考停止状態になっているで、病気を作りだすバターンも変化しないことが多い。もしも、病気を本質的に改善したいのであれば、心の奥から柔軟性を引き出したほうがいいかもしれないといった内容をアドバイス。信念を変えることで何か失うものはあるのかどうかの質問も加える。

施術終了

【3回目:5日後】

〔PCRT目安検査〕
  • 臓器反応点:前回陽性反応を示していた膵臓と脳下垂体(前頭部)は陰性反応

〔PCRT・EB特定検査〕
  • 筋肉・関節系:頸椎下部のEB→「恐れ」→未来→最も恐れていること→PCRT呼吸振動法→陰性反応
  • エネルギー系:胸椎上部後方の肉外EB→「意欲」→患者認識→PCRT呼吸振動法→陰性反応
  • エネルギー系:胸椎上部後方の肉外EB→「恐怖」→患者認識→PCRT呼吸振動法→陰性反応

施術終了

【4回目:6日後】

〔PCRT目安検査〕
  • 臓器反応点:引き続き前回陽性反応を示していた膵臓と脳下垂体(前頭部)は陰性反応

患者からの報告:血糖自己測定検査でも数値がよくなっているとのこと。

〔PCRT・EB特定検査〕
  • 筋肉・関節系:胸椎上部のEB→「喜び」→患者認識→PCRT呼吸振動法→陰性反応
施術終了

【5回目:8日後】

〔PCRT目安検査〕
  • 臓器反応点:引き続き前回陽性反応を示していた膵臓と脳下垂体(前頭部)は陰性反応
患者からの報告:病院での検査でも、血糖値が下がり、インシュリンの分泌も正常の値を示しているとのこと。ヘモグロビンA1cの値も1~2か月で正常値になっていくでしょうとのこと。

〔PCRT・EB特定検査〕
  • 筋肉・関節系:胸椎中部のEB→「恐れ」→姉として他の兄弟に対する心配→PCRT呼吸振動法→陰性反応

施術終了

臓器反応点の膵臓と脳下垂体での陰性反応が継続しているため、2週間後の施術を提案する。

【考察】

糖尿病の原因として、一般的にいわれるのは栄養バランスや運動不足といった生活習慣が注目されやすい。しかし、最近では、糖尿病とストレスの関係性について語る医師も増えてきているようだ。長年、心身相関を臨床現場で研究している治療者にとって、慢性症状に心の関係性を考慮するのは当たり前のことだと思うが、心と身体を切り離して病気や症状をとらえる医療者が多いのが現実である。糖尿病に限らず、慢性病の多くはメンタル系、すなわち無意識レベルで学習された誤作動記憶が関係していることがほとんどである。その誤作動記憶は、奥に隠れている「~べき」や「~ねばならない」という深い信念が関係していることが多い。本症例の患者も、ご自分が無意識的に信じていた信念が、健康に影響を及ぼしているという認識が深まったため、別の思考の選択肢が生まれたようだ。それがターニングポイントとなり、誤作動記憶が上書きされ、健全な変化へと促されたのだろう。

2015年5月8日金曜日

生理不順の改善! (PCRTのコーチング手法を導入)

「今まで生理が遅れるということはなかったのですが、予定より2週間ほど遅れているのですよ・・・・」

筋骨格系の症状で通院されていた患者さんが、今回は、今までにない心配そうな面持ちで相談されてきた。

PCRTで検査をしてみると、女性ホルモン系に反応を示す。

原因を検査すると、「信念」に関連するパターン。

キーワードでは「執着心」に反応を示す。

何か心当たりはありますか?と尋ねると、笑いながら「恋愛でしょうね」とのこと。

さらに、深い関係性がある反応が示されるので検査を進めてみると、「成長」というキーワードが示される。

「恋愛」と「成長」というキーワードで何かひらめくことはありますか?と尋ねると・・・

精神的なモノ・・・スピリチュアル的なものかな・・・

恋愛を通じて、スピリチュアル的なものが得られたとして、その時にさらに何が得られるのでしょうか?

彼との幸せ??

もう少し、突っ込んだ質問をさせてもらいますね。その幸せが得られたと感じた後に何が得られるのでしょうか?

愛??

さらに、その愛を得られたと感じた時に何か得られるのでしょうか?

?????
患者さんにとっては、そのよう質問は初めてだったようで、混乱の様子もうかがえた。

恐らく「愛」というキーワードは、その患者さんとってとても大切な価値観につながる言葉であることは明らかだった。

もしも、愛に3つのレベルがあるとすれば、どのような愛についてか考えているのでしょうか?

1. 受け取るだけの愛
2. 自分も与えて、相手からももらう愛
3. 無償の愛

患者さん曰く、「自分も与えて、相手からももらう愛かな???」と答えられていたが、生体反応検査では、「無償の愛」で反応を示す。

そのことをお伝えして、施術を終えた。

その後、10分程度のホットパックを終えると、「何か分からないけれど、涙が出てくるのですよね・・」と話されていた。

意味が分からなくても、何か心に響いたのでしょうね。そのようなときは、だいたい効果があると思いますよ・・・と、お答えした。

数日後、受付にその患者さんからお電話をいただいた。施術の翌々日に生理が来て、感動してお電話をしてくださったとのことだった。

生理不順などの婦人科系の症状は、病院に相談されることが一般的だが、当院での治療経験もあり、おそらくここの治療で治るだろうと信頼していただいたのだろう。患者さんにとって良い結果が得られ幸いだったと思う。

2014年8月8日金曜日

隠れた『ホルモンバランス』の異常

隠れた・・・???

「なぜ、『隠れた』というのかな?」と思われるかもしれません。

施術前に改善されたい症状をお聞きした後、どの領域の『働き』の異常に関係しているのかを検査をします。するとホルモン系の臓器反応点で陽性反応を示される患者さんがいます。そのような患者さんは、よくお聞きするとある特定の症状というよりも複合した症状でつらい思いをされているようです。

そして、そのような患者さんたちを継続治療させていただき経過観察してみると、ホルモン系に関連する陽性反応が消失するにつれて、それらの症状も改善される方が多く見受けられます。

そのような患者さんは病院でも病気の診断を受けられたという方もいますが、病院の検査では異常が見つからず、当院での神経反射検査では陽性反応が示されるという患者さんも少なくありません。いずれにしろ、当院で示される陽性反応がだんだんと消えていくにともなって自覚症状も改善される方が多いようです。

ホルモン系の症状といえば、女性に多い「更年期障害」として知られています。しかしながら、いまでは女性だけに限らず「男性更年期障害」も広く知られてきております。また、40歳以降の更年期障害以外にも20代、30代の若い方にもホルモン系の機能異常に関連した症状が見受けられます。

このように病院の検査では診断がつかないけれども、ホルモン系の『働き』に異常がある状態、すなわち「未病」の段階で早期に改善されることが望まれます。

『内分泌系は身体の状態を一定に保つ(恒常性維持)のために神経系や免疫系と密接に関係しあっています。内分泌系の情報伝達物質(メッセンジャー)がホルモンです。ホルモンは全身のいたるところでつくられ、身体の健康維持のために様々な『働き』の調整をしています。特に生命の活動維持と成長や成熟および生殖機能を担います。』

我慢できないほどではないけれども

疲れやすくなった、身体がだるい、重い、朝起きるのがきつい、眠気がする、手足がむくむ、汗をかきやすい、動悸がする、吹き出物がでる、腰痛、肩こり、頭痛、ゆううつになる、イライラする、睡眠障害、生理不順、性機能障害、不妊、残尿感、頻尿など。

上記のような症状がありましたらお気軽にご相談ください。



2014年3月12日水曜日

原因不明の胸部痛、PCRTでは内分泌系の機能障害が絡んでいた

4日ほど前から思い当たる原因がなく胸部痛が強くなり、いくつかの病院を回り、最終的に大学病院でCTの検査をしたけれども異常が見つからなかったらしい。とりあえず症状がある部位にステロイド注射を二日間打ってもらったが症状は改善されずに来院。


大学病院の先生によると、尿酸値が高いので、痛風のような痛みが胸部にきたのではないか?でもその様な症例は見たことがないといわれたらしい。胸部痛以外にも、20日ほど前から左膝関節と左肩関節の痛みがあったという。

来院時には呼吸も荒く、胸部痛のために寝返りにも時間がかかり、胸部を軽く押さえただけで、痛みが増強する。特に左肩関節を上に挙げるのが困難で、左側の頸部痛が伴う状態。かなり痛みが強い状態なので、胸椎付近の触診もあまりできない。

アクティベータ・メソッドの施術を最初に行い、次にPCRTにてエネルギーブロック(EB)の検査を行う。主に胸腺と甲状腺の内分泌系のEBが示された。EBの原因に関係する感情を調べてみると、意欲、連帯感、義務感、劣等感の感情が絡んでいた。

施術後呼吸も正常に戻り、寝返りも楽にできるようになった。肩関節や頸部の運動時痛も消失して、とてもつらそうな顔から安心感が現れた。治療前に比べるとかなり症状が改善されたが、時間の経過に伴ってぶり返すこともあるので、継続治療が必要だろう。

内分泌系の機能障害による痛みのメカニズムは定かではないが、内分泌系のEBの陽性反応が消失することで痛みが改善される患者さんも少なくない。他には、甲状腺に絡んだ代謝障害や疲れ感、婦人科系の内分泌障害、副腎皮質などのEBを解消させることで多くの症状が改善される。