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2021年8月19日木曜日

器質性疾患と機能性疾患についての因果関係


 器質性疾患と機能性疾患についての因果関係について解説します。器質性疾患とは身体の臓器そのものに炎症や腫瘍などの構造異常があり、その結果として症状がでてくる病態をいいます。病院で検査を行えば症状に直接的につながっている構造的な異常がみつかることがあります。だだし、椎間版ヘルニアなど構造異常が検査で見つかっても、それが直接的に症状につながらないこともあるので注意しなくてはなりません。 


その一方で機能性疾患とは、自覚症状に関係する臓器などの構造的異常がないにもかかわらず、自覚症状がある病態をいいます。車で例えると、車の骨組み部品に損傷があって
それが原因で問題が生じている場合を器質性疾患、その一方で車の電気系統やコンピュータ制御に問題がある場合は、電気信号の問題なので機能性疾患になります。機能性疾患の多くが脳や自律神経系の信号の誤作動によって、筋肉系や臓器系が本来の機能を発揮できないときに生じます。

 

機能性疾患は脳や神経系、気の流れなどの目には見えない信号の問題なので、画像診断などを判断基準にする病院では少し苦手な疾患になるかと思います。

 

これらの器質性疾患と機能性疾患を治すために大切なことは、その原因を知ることです。様々な問題を引き起こす症状には、原因があります。原因があっての結果であるという考え方は大切です。

 

病気や症状を引き起こす原因を大きく分けると、外因と内因があります。外因とは、事故や怪我などで異常な外力が身体に加わった場合、身体に合わない物を食べたり、感染症などのいわゆる毒が体内に入ったりした場合などは器質性疾患を生じさせます。

 

一方、内因とは心理的作用と免疫力や外界との適応力です。心理的作用といっても単純に心の病や精神的な問題があるというわけではありません。心の信号は常に動いています。特に身体の機能、働きに影響を及ぼすのは無意識の心の信号です。例えば、恐怖などの緊張があると足が震えるというのは多くの方が知っていると思います。この現象は心の信号が神経系、さらには筋肉系に作用して無意識的に足の震えを引き起こすわけです。意識的に、大丈夫大丈夫と思っても、無意識は正直なので心の奥で恐れを感じて足が震える訳です。このように無意識の心の信号は脳、神経系や気の流れなどの信号に影響を与えて、身体の働きに異常をきたします。

 

また、人間には本来、免疫系という機能が備えられており、病原体・ウイルス・細菌などの異物が体に入り込んだ時にそれを見つけだして、体から取り除くという働きをしてくれます。この免疫系の働きも神経系や内分泌系と同様に弱ってくると病気や症状を引き起こしやすくなります。

 

この外因と内因はどちらか一方というよりも、オーバーラップして原因となり、外因によっては器質性疾患を生じやすく、器質性疾患が生じると、同時に機能性疾患も生じます。

 

内因によっては機能性疾患を生じやすく、それが長引くと器質性疾患を生じさせます。器質性疾患と機能性疾患も病気や症状があるときにはオーバーラップした症状を生じさせるのがほとんどです。

 

以上が器質性疾患と機能性疾患に関する、原因と結果の関係性に関する解説でした。

 

2020年12月2日水曜日

お陰様でファミリーカイロプラクティックセンターが26歳になりました。

日々の治療やセミナーの準備に追われている中で、長年ファミリーカイロを支えてくれているスタッフが綺麗な花をファミリーカイロに添えてくれました。「あ、そうだったね。ありがとう。」と、いった感じでうっかりファミリーカイロの誕生日は私の頭から離れていました。

 

毎年、大切な節目を心に留めて、ファミリーカイロや会社のためにお祝いをしてくれる・・・・本当に有り難いことです。スタッフ曰く、「大切な節目には感謝したい・・・・」とのこと。私はそのようなスタッフに支えられていることに心から感謝するとともに、一生かけても終わりのない道のりに向かって、このやりがいのある仕事を与え導いてくださった多くの人に感謝したいと思います。

 

ありがとうございます。

 



2019年12月2日月曜日

お陰さまでファミリーカイロプラクティックセンター25周年

2019121日、ファミリーカイロプラクティックセンター(FCC)はお陰様で25周年になりました。1994121日に開業以来、年月を重ねるにつれて本当に多くの患者様に支えられて今日があるということを実感しております。

ご存知のように当院での治療法はどこにでもあるようなものではありません。常に最良の施術法を目指して日々研究を重ねております。海外などのセミナーで新しい知識、技術を得ることもありますが、治療法発展のために最も価値のあるのは、やはり治療現場だと思います。それは、患者様一人一人の「身体の反応」に色々なことを教えていただいているからです。

FCCではどのような「刺激」(検査)に反応し、どのような「刺激」(調整)で効果が引き出されたのか、一人一人の患者様に合うオーダーメイドの施術をさせていただいております。オーダーメイドの施術とは、既製の施術のように「腰痛」=「お決まりの治療法」というわけではなく、同じ腰痛でも、その人が抱えている原因によって、それぞれに最も適した施術を行なっているということです。

FCCが25年間発展し続けた背景には、開業当初からこのオーダーメイドの施術を一人一人の患者さんに継続させていただいた経緯があります。そして、FCCで確認した効果のある施術法は、ライフコンパスアカデミー(LCA)のセミナー活動の一環として、全国の治療家に啓蒙して、他の先生方に使っていただけるかどうかを検証してきました。この活動も治療法発展の一助となっております。

これからも常に効果的な治療法が提供できるように、臨床現場での研究を深め、知恵と技術を両輪のように進めて、高みを目指す努力を積み重ねてまいります。また、FCCLCAのスタッフが定期的に行っている人間学の勉強会も継続し、人間力を高める自己研鑽も努めていきたいと思います。

これからもさらに皆様の健康のお役に立てるように精進していく所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年12月3日月曜日

ファミリーカイロプラクティックセンターの24周年

先日、ファミリーカイロプラクティックセンターがお陰様で24周年を迎えました。多くの患者様にご支援いただいたことはもちろん、影ながら支えてくれたスタッフに深く感謝しております。

当院の施術法は開業当初から常に進化し続けております。治療法に対する考え方や手法が先に進みすぎているようで患者様にご迷惑をお掛けすることも多々ありましたが、最近ではそれぞれの患者様のニーズに合わせた治療法を提供できるようになってきました。

今後も自然治癒力を最大限に引き出すための治療法の研究を積み重ねて、皆様方の健康管理のお役に立つことができればと願っております。



2016年11月16日水曜日

全日本バトミントン大会で健闘!

当院に通院してくださっている方が、全日本シニアバトミントン選手権大会の50歳以上シングルスで見事3位入賞されました。賞状とメダルをわざわざ持参していただき、記念写真を撮らせていただきました。

当日は、シングルスの試合以外にもダブルスの試合にも参加されており、かなりの試合数を対戦されており、過酷な状況がうかがえました。それでも、関節を痛める事なく、無事に終えたことは何よりでした。日頃の練習成果が発揮されたのだと思います。


今後の活躍を期待しています!


2016年3月27日日曜日

FCC移転のお知らせ

この度、ファミリーカイロプラクティックセンターが入居している第一簀の子ビルは、オーナーの都合により、全テナント退去となりました。そのため、当院は5月より天神に移転することになりました。長年、慣れ親しんだ場所を離れることで、何かとご迷惑をおかけすることになりますがよろしくお願いいたします。移転先は、昭和道理沿いの天神サンビルです。一階にサブウェイがあります。天神3丁目バス停の目の前で、地下街の出口は西1番になります。電話番号の変更はございませんのでそのままご利用ください。

福岡市中央区大手門1丁目で開業させていただき21年になります。振り返りますと、この地で得た経験やご縁はかけがえない人生の財産になったと思います。ほんとうに多くの人に支えていただいた21年でした。米国から帰国後、開業の地を探すために、生まれ育った北九州市から探し始め、それから福岡市へと足を運びました。歩き回りながら何軒かの不動産を尋ね、いくつかの物件を見せてもらいました。最初は、北九州市で開業するか、福岡市で開業するかいろいろと悩みましたが、街並みを歩きながら私には福岡が合っていると感覚的に感じました。

現在のビルオフィスも自分の足で見つけました。昭和通りを歩いている途中でたまたま空き室のサインが目に入り、そのサインに記載されていた電話番号から不動産会社にたどり着き、そこから賃貸契約を結ばせていただきました。最初は当ビルの4階の15坪ぐらいのオフィスからスタートして、5年位で部屋が狭くなり、たまたま空いた5階の20坪ぐらいのオフィスに移転しました。

開業当初は、一人でチラシをポスティングをしたりして治療院を紹介しながら開拓していきました。最初の1~2年は、他の仕事でも探さなければ、このままでは開業の継続は難しいという不安をいつも抱えていました。来院して下さった患者さんの支援もあり幸運にも少しずつ患者さんが増え始め、一人での営業は手が回らなくなり、パートで働いていただける人を看板の広告で募集したところ、たまたま通りかかった人が来てくれるようなりました。私にとっては最初のスタッフでした。

それから患者さんが増えるに伴って、一緒に働いてくれるスタッフも増え、多い時には4~5人のスタッフが働いてくれた時期もありました。開業から21年の間に多くのスタッフに働いていただきました。数か月で辞めたスタッフもいましたが、長く支えてくださったスタッフには心から感謝しています。ほんとうにその人たちの支えがなければ、今のような発展はなかったと年を重ねるごとに感じさせられます。

この21年を振り返ると、ほんとうに『ついている』というか、『運がいい』としか言いようがないことがたくさんありました。私を支えてくださったスタッフとのご縁はもちろん、来院してくださる患者さん達にも恵まれ、多くの患者さんに支援していただいて今日があります。そのような皆様の支援に恥じることないように、今後もさらなる発展を目指して、多くの患者さんや社会に貢献できればと願っています。

今後ともよろしくお願いいたします。

2015年9月24日木曜日

「治る力」それは「目には見えない力」です!

「あなたの腰痛の常識は、いまや非常識!」というフレーズで、NHKの「ためしてガッテン」で紹介されていた腰痛に関係するクイズです。

ℚ1:ギックリ腰は痛みが取れるまで安静にする
ℚ2:ヘルニアがあるので腰痛とは一生の付き合いだ
ℚ3:腰が痛い時は常にコルセットをした方が良い
ℚ4:腰痛はすべて腰の異常(構造異常)が原因で起こる

この文章はすべて「誤り×」です。

これは日本整形外科学会がまとめた「腰痛診療ガイドライン2012」に基づいて作成された問題です。恐らく多くの人が不正解だったのではないでしょうか?一般の人に限らず、多くの医療者でさえもこの4つ問題の回答に首をかしげる人がいまだに多いと思います。それ故に、昔からの腰痛の常識は、いまや非常識といわれているのです。

科学的なデータ(JAMA268:760-765,1992)によると約85%の腰痛は医学的(構造学的)には原因不明です。つまり、ほとんどの腰痛は骨や軟骨など構造異常が原因ではないということが世界的な研究で証明されているのです。このことは20数年前より専門家の間で知られ、ここ数年の間に、日本でも一般の新聞や雑誌などでも多く取り上げられるようになっています。

先日、数人の患者さんに「先生が以前から言われていたことが、テレビでも紹介されていましたよ・・・」「腰痛の原因は腰ではなく脳にあるとか・・・」と教えていただきました。私流にいうと脳の「学習記憶」、すなわち「誤作動記憶」に原因があるということ。後で調べてみると、NHKスペシャル「腰痛・治療革命~見えてきた痛みのメカニズム~」というタイトルの番組でした。番組では3か月以上長引く腰痛を対象にしており、腰痛に関する最新の研究による知見が紹介されていました。

その番組で強調している治療革命の大切なポイントは、今まで常識とされていた腰痛の構造異常、すなわち、骨や軟骨などの変形があっても、それは直接的な腰痛の原因ではないということです。しかしながら、医療従事者も含めまだまだ多くの人達が、「腰痛の原因は構造異常にある」と思い込んでいるのではないのでしょうか。なぜ、いまだにそのような誤った常識が変えられないのでしょうか?

それは、目に見えるモノをだけを異常としてきた現代医学が基本とする科学至上主義の慣習にあるかもしれません。『目に見えるモノだけを基準にして、目に見えないものは切り捨てる』そのような医療が主流になっている限りは、「腰の構造異常がないのになぜ腰が痛いのか?それは不思議だ・・・」ということになるのではないでしょうか?

私たちの身体は、ほとんど目には見えないモノでコントロールされているのです。特に心の動きは目には見えませんが、心と身体は密接に関係し合っています。そのような目には見えないモノと肉体との関係性を診ることは、健康を保つうえでとても大切なことだと私たちは考えています。

目に見えるモノだけを基準にする医学的常識にとらわれずに、目には目みえないモノを感じとることも大切しながら健康を維持していきましょう。本当の「治る力」は、目に見えるモノの力ではなく、目には見えないモノによる力であるということをしっかりと認識するこが、心と身体を豊かにするうえでとても大切なことだと思います。

2014年12月1日月曜日

お陰様でファミリーカイロ創業20周年、ありがとうございます。


お陰様でファミリーカイロプラクティックセンターは、今年の12月1日で20周年を迎えることができました。この20年間で多くの素晴らしい人たちとのご縁をいただきました。年を重ねるごとに、信頼して通院していただいている方々によって支えられ、守られている治療院であるということをひしひしと感じている今日この頃です。

この業界に入って30年以上もの歳月が過ぎましたが、治療院の創業だけでなく、開業前にも多くの人に支えていただき、育てていただきました。最初に修行させていただいた牧内整骨院の牧内与吉院長や諸先輩の先生方には臨床家としてのイロハから教えていただきました。留学前や留学期間中にも陰ながらサポートしていただいた脇田重孝DCは、パーマ大学の先輩でもあり目標とする心強い存在でした。

開業後にはカイロプラクティックのパイオニアのひとりである米国のDr. Arlan Fuhrとの出逢いをはじめ、英国のJoseph O'Conner氏との出逢いはかけがえのない出逢いであり、過去から現在に至るまで、様々な人に支えられ、育てていただきましたが、何よりも父母をはじめとする家族の支えは大きく、その支えなくしては今日のファミリーカイロは存在はなかったといっても過言ではありません。


また、ファミリーカイロを創業してから、素晴らしいスタッフに支えていただきました。ファミリーカイロの今日までの繁栄は、ほんとうにスタッフの縁の下の力によってもたらされたのだと思っています。ありがとうございました。