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2019年8月12日月曜日

帯状疱疹後神経痛

70代後半の女性が口の周りの帯状疱疹後神経痛を訴えて来院。7週間ほど前に帯状疱疹で病院に入院。10日ほどで退院。来院時は病院に通院中で投薬や点滴の治療を受けているとのこと。帯状疱疹は無くなったが、その後の痛みが1ヶ月ほど継続しており、日常生活などにも支障をきたしているとのこと。特に朝の目覚めで痛みが最も強くなる。痛み止めを服用すると軽減するらしい。

当院を利用していただいたことがある息子さんからのご紹介で来院された。最初はハード面だけの施術を行った。患者さんの表情から察するとまだ痛みが強い感じが伺えた。ソフト面の調整は、初診時の患者さんには控えるようにしている。それは患者さんの理解度や信頼度を考慮してのことである。しかし、症状の改善度とあるキーワードが顕著に示されていたことを考慮して、そのキーワードに対して質問させていただいた。

すると、誤作動記憶が明確に反応を示していたので、二つのキーワードに関連するソフト面の調整を行った。施術後、患者さんはにっこり笑って痛みから解放された様子が伺えた。かなり痛みで苦しまれていたのだろう。

初回の施術から2ヶ月ほど経過している。遠方からの来院で、気軽に通院できる状況ではなかった。一回の施術で痛みがかなり改善されていたのは明らかだったが、その後も痛みがぶり返さずに維持されていることを願う。

帯状疱疹の原因はウイルスであると言われている。確かにウイルスは関係しているが、私の臨床経験では、その背後には潜在的なストレスが関係していることがほとんどで、そのストレスの調整後の症状が改善される。ストレスによって免疫力が低下してウイルスが暴れ出し、ストレスに条件付けされて痛みが記憶されるのだと考えている。

帯状疱疹に限らず、様々な「神経痛」には潜在的ストレスが関係していることが多い。このような施術が当たり前になる社会になると、もっと多くの方が痛みから解放されるだろう。私たちはそのような施術文化を社会に創造していきたい。