2015年3月28日土曜日

膝関節痛 (外側半月板損傷)

「今回はかなり悪いですね。」「今は、痛くて足に体重がかけられないです。」

長時間、椅子に座って仕事をしていて、立ち上がった時に、左ひざに「バキッ」と音がして、それから足がつけない状態になったとのこと。

病院のMRIの検査では外側半月板がだいぶんすり減っているとのこと。手術は必要ないとの診断を受けた。

左膝関節は45度程度ぐらいまでしか痛くて曲げられない状態。アクティベータ療法(AM)で全体のバランスを調整した後、膝関節の動きを細かく検査、特に外側半月板周辺には多くの陽性反応が示された。

直感的に小脳系の機能異常が疑われたので、小脳の検査をしてみると、指⁻耳検査や手の回内、回外検査をすると陽性反応を示す。

AMで基本的な調整を行い、膝関節部の検査を行い陽性反応が示すように調整を行う。アクティベータ器は手では届かない細部まで振動が伝わる。AMの治療後には膝関節の可動域も改善。PCRTで抑制系の検査をすると、左脚全体に陽性反応がしめされるので、メンタル系に関係する誤作動も調整。

施術は膝関節の可動域もかなり改善され、

「痛めてからこんなに膝関節が曲がるのは初めて・・・」

と喜んでいただいた。

また、杖を必要な状況だったが、杖も必要な普通に体重を加えて歩くことが可能になり、大変喜んでいただいた。

いつもはつらつとした方なので、しっかりと治療を継続され、もとに戻らないクセを身体に記憶させ、以前のようなはつらつさを取り戻してご活躍していただきたいと願う。

2015年3月27日金曜日

難治性の蓄膿症

30年以上も前から慢性的な蓄膿症の症状で悩まれているとのことで来院。5回目の来院でしたが、蓄膿症だけでなく、他の症状も改善されたとことで、大変喜んでいただきました。施術を受ける前に、拙著「体の不調は脳がつくり、脳が治す」を読んでいただいていたとのこと。PCRT療法に対する理解と信頼関係もうまく構築されたように思います。メンタル面だけではく、様々なアレルギー情報も関係していました。

長年抱えた慢性症状にも長年抱えるだけの「学習記憶」があり、その誤作動の記憶をひも解いていくことで症状も徐々に改善されました。心の奥に隠れている潜在的な感情や心の構造をご自分で認識することで、様々なメンタルブロックが解除され、本来の自然治癒力が引き出されたようです。このような治療効果も「信頼関係」があってのことです。患者様と術者間の信頼関係、ならびに自分自身の治る力を信じるということはとても大切なことだと改めて感じさせていただきました。


2015年3月26日木曜日

からだの「慣れる力」

「慣れる力」は、「健康」と密接に関係します。

「慣れる力」は「適応力」に言い換えることができます。慣れる力、あるいは適応する力が強い人と弱い人では、どちらが健康的になれるでしょうか?

「5月病」といって、新入生や新入社員が新しい環境の変化に適応できずに、メンタル面や身体面に様々な症状を引き起こすことは良く知られています。また、「空の巣症候群」といって、50代の女性によくみられ、子育てが終わり、子供が家を巣立っていったあたりから、空虚感的な変化に適応できないことでメンタル面や身体的な症状を伴います。

このように、メンタル面的な要因が明確な場合だけに「適応力」が関係するとは限りません。例えば、「花粉症」などの症状も、身体が花粉にいかに慣れるかで、症状が良くなるかどうかが決まります。多くの人は、なるべく花粉を吸引しないようにマスクをするなどの対策を取ります。すると花粉の時期には、毎年マスクをするのが当たり前になります。

ファミリーカイロでは、マスクから解放された患者さんがたくさんいらっしゃいます。4年前から花粉の時期にはマスクが欠かせなかったという患者さんが、当院の治療で根治して、「何年もマスクをしていた時期は何だったのだろう?」といわれていました。現在の一般的な医学情報では花粉症の治療は、対症療法しかなく、治らないのが当たり前の感覚です。なぜ、花粉症が当院の治療で治るのでしょうか?

それは、人間が本来持ち備えている「適応力」を利用して、身体を花粉に慣れさせる治療を行っているからです。人間は本来、様々な環境の変化に適応できる力を備え持っています。その「慣れる力」、「適応する力」をいかに発揮するかが、健康を維持する上でとても大切です。

日本では3月~5月にかけては、多くの人が様々な「変化」を経験する時期です。昔から「郷に入れば郷に従え」と、その土地やその環境に入ったならば、そこでの習慣や、やり方に従うのが賢い生き方であるといわれています。

「慣れる力」にブレーキをかけるものは何でしょうか?その本質の多くが、「○○であるべき」「○○のはず」「○○が当たり前」という心の奥で信じている信念体系に関係しています。このルール規制が厳しければ厳しいほど「脳の柔軟性」は失われ、「慣れる力」は低下していきます。

つまり、「~べき」によるルール規制が低下すると、「脳の柔軟性」が高まり、より健康的になれます。もちろん、「~べき」が低下しすぎるのも問題です。ご自分の「慣れる力」を信じて、様々な変化に適応できるように学習し、新しい環境に身体を慣らして健康を維持していきましょう。