３０代男性 弁護士 ２年ほど前からの通院患者
今回は、考え事、悩み事などの不安感で眠れずに、仕事にも支障が出ているとのこと。体調不良も重く、二枠の施術（２０分）を希望された。
目安検査：陽性反応
第1チャクラ〜第７チャクラまで全て
入眠時イメージ
顔の前面（２０センチ）空間EB
PRTによるVASレベル１０
術者：不安感の程度は１０段階でどれくらいですか？
患者：今回は１０以上ですね。
術者：それでは、肉体面の調整（ハード面）を先にさせていただいて、メンタル面（ソフト面）の調整を行います。
ハード面調整（肉体内関係の誤作動記憶調整）：
AMのベイシック調整とアドバンス調整を骨盤から脊柱全般へ
PCRTの空間ブロック調整法にて頭部周辺のEBを調整
ソフト面調整（肉体内関係の誤作動記憶調整）：
術者：それでは、最初は不安感から調整させてもらいますので、ご自分なりに不安感を感じていただけますか・・・。
患者：はい。（不安感のイメージ）
『PRT（生体反応検査法）で陽性反応』
術者：それでは、検査チャートを使って、関連するキーワードを探していきます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳辺縁系→基本感情チャート→優越感でPRT陽性反応』
術者：優越感で反応が示された場合、過去の自分や周りの人と比較して何か優越的に感じている事が影響しているのですが、分野で絞り込んでみましょうか・・・
患者：はい。
『詳細チャート→分野→趣味関係で陽性反応』
術者：趣味関係で何か優越感に関連する心当たりは何かありますか？
患者：・・・・はい・・・・（関連するイメージ）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今のイメージで陽性反応が示されていますので、そのイメージで調整させてもらいますね。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：趣味関係での陽性反応は消失しましたが、「さらに」の検査（フィードバック検査）で反応が示されますので、優越感に関して他の分野を検査させてもらいます。
『詳細チャート→分野→自分関係』
術者：自分関係で反応が示されていますので、何か自分自身のことで以前よりうまくいっていることや上達していることなどで、優越的に感じている事があるとしたら。それは何でしょうか？
患者・・・・はい・・・・（関連するイメージ）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今のイメージで陽性反応が示されていますので、そのイメージで調整させてもらいますね。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：優越感での陽性反応は消失しましたので、再度、不安感のイメージで検査（フィードバック検査）をさせてもらいます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳辺縁系→信念チャート→復讐心でPRT陽性反応』
術者：復讐心で陽性反応が示された場合、自分に対して何か許せないのか、あるいは他人に対して何か許せないのかに分かれるのですが、何か心当たりはありますか？
患者：・・・自分に対してですかね・・・
『PRT（生体反応検査法）』
術者：そうですね。反応が示されていますのでそうだと思います。「さらに」で反応が示されていますので、どのような自分に納得できていないか明確になりそうですか？
患者：・・・はい・・・（関連するイメージ）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今のイメージで陽性反応が示されていますので、そのイメージで調整させてもらいますね。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：復讐心での陽性反応は消失しました。ちなみに先ほど１０以上あった不安感のレベルはどれくらいになっていますか？
患者：そうですね。9位でしょうか？
術者：体に聞く検査（PRT）でも一致しているか検査してみますね。
『PRT（生体反応検査法）』１０→９
術者：（PRT）検査でも９ですね。それでは、再度、不安感のイメージにもどって検査（フィードバック検査）をさせてもらいます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳辺縁系→信念チャート→利己心でPRT陽性反応』
術者：今度は、利己心で陽性反応が示されています。利己心で反応が示された場合、ご自分の何かを守ろうとしている事に関係する場合が多いのですが、何か心当たりはありますか？
患者：・・・はい。・・・・
『PRT（生体反応検査法）』
術者：そうでね。そのイメージで反応が示されていますが、「さらに」の検査で、その奥にある反応が示されているようなので、その大元の守ろうとしている内容は明確になりそうですか？
患者：・・・はい。・・・
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今のイメージが大元になっているようですので、そのイメージで調整させていただきます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：利己心での陽性反応は消失しました。ちなみに先ほど9になった不安感のレベルはどれくらいになっていますか？
患者：そうですね。8位でしょうか？
術者：体に聞く検査（PRT）でも一致しているか検査してみますね。
『PRT（生体反応検査法）』9→8
術者：（PRT）検査でも8ですね。それでは、再度、不安感のイメージにもどって検査（フィードバック検査）をさせてもらいます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳皮質系→意味記憶チャート→ストーリー→症状もつことで得られる何か・・・でPRT陽性反応』
術者：今度の反応は少し複雑になりますが、ご自分にとって「不安感をもつことで得られる何か」という無意識的な筋書きで何か心当たりはありそうですか？
患者：・・・あ〜多分あると思います・・・
術者：それでは、心当たりを想像してもらえますか？
患者：はい。（心当たりを想像）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今、想像されている事で反応が示されていますが、「さらに」で反応が示されていますので、その奥にあるものは何かありそうですか・・・
患者：・・はい・・（心当たりを想像）
術者：そうでね。それ以上、深い内容はないようですので、そのことを認識してもらいながら調整させてもらいます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：「他に」のPRTで、反応が示されていますので、他に症状をもつことで得られる何かがありそうですが、心あたりはありますか？
患者：・・・はい、あります。
術者：それでは、そのことを想像してみてください。
患者：はい。（心当たりを想像）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今、想像されている事で反応が示されていますのでそのことを認識してもらいながら調整させてもらいます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：「他に」のPRTで、反応が示されていますので、他に症状をもつことで得られる何かがありそうですが、心あたりはありますか？
患者：・・・はい、あります。
術者：それでは、そのことを想像してみてください。
患者：はい。（心当たりを想像）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：今、想像されている事で反応が示されていますのでそのことを認識してもらいながら調整させてもらいます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：大分反応が取れてきたようですが、先ほどの８の不安感レベルはどれくらいになりましたか？
患者：そうですね。5ぐらいですか？
術者：それでは身体にも聞きながら検査をしてみますね。
『PRT（生体反応検査法）』8→7→6→５
術者：そうですね。検査（PRT検査）でもレベルは５ですね。それでは、まだ、他に原因があるという前提でチャートを使って検査を進めてみます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳皮質系→意味記憶チャート→情報→一般的・・・でPRT陽性反応』
術者：今度は、一般論的に何かの理由で不安になるという思い込みがある場合の反応ですが、何か思い当たることはないでしょうか？
患者：・・・はい（思い当たることを想像）
『PRT（生体反応検査法）』
術者：その事で陽性反応が示されています。この場合、いわゆる思い込みですので、それに変わる新しい、心身に影響を受けない思い込みを使った方が治療効果は高いのですが、それに変わる新しい考え方や受け止め方は想像できますか？
患者：・・・ん〜〜
術者：もしも、差し支えなかったら、その内容を聞かせていただいて、私なりに何か提案ができるかもしれませんが・・・
患者：実は・・・（内容を聞かせていただく）
術者：そうですか。なるほど、そのようなネガティブな情報はどこから得られましたか？
患者：書物やネットからですね。
術者：なるほど。基本的にそのような情報は、大衆の興味を引くためにネガティブな情報が多いという傾向があると思いますが、どうですか？
患者：そうですね。・・・
術者：そのような事例で、そうとは限らないという事例も私はたくさん知っていますが、もしかすると、そのような否定的な情報に惹かれている自分がいるかもしれません。そのような事も含めて、ご自分なりに新しい思い込みはできそうですか？
患者：・・・はい（新しい思い込みを想像）
術者：そのイメージでは反応が示されていませんので、先ほどのネガティブな思い込みからボジティブな思い込みに切り替える調整を行います。
『PCRTパターン呼吸振動法』
術者：さきほど、不安感のレベルは５まで下がりましたが、今はどれくらいですか？
患者：3ぐらいですね。
術者：それでは身体にも聞きながら検査をしてみますね。
『PRT（生体反応検査法）』5→４→３
術者：そうですね。検査でもレベルは3ですね。それでは、まだ、他に原因があるという前提でチャートを使って検査を進めてみます。
『PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT（生体反応検査法）を行う』
『大脳皮質系→意味記憶チャート→情報→ストーリー（B）でPRT陽性反応』
術者：ストーリー（B）の場合も複雑なのですが、不安感を無くしたいと思っている自分がいる一方で、不安感がなくなることで失うものがあり、もう一人の自分は不安がなくなるのに抵抗しているという自己矛盾を抱えているパターンですが、失うものはありそうですか？
患者：はい、あります。
術者：（以外に早い答えだ・・・）それでは、そのイメージで検査をさせてもらいます。
『PRT（生体反応検査法）』
術者：陽性反応が示されていますので、そのことを認識していただいて調整させてもらいます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：そのイメージの検査では陽性反応が消えましたが、「他に」の検査で反応が示されていますので、他に失うものがありそうなのですが、どうでしょうか？
患者：はい、あります。
術者：（ん、また、早い答えだ・・・）それでは、そのイメージで検査させてもらいます。
『PRT（生体反応検査法）』
術者：陽性反応が示されていますので、そのことを認識していただいて、再度調整させてもらいます。
『PCRT呼吸振動法を施し、続いてPRT（生体反応検査法）を行う』
術者：そのイメージの検査では陽性反応が消えましたが、先ほどの不安感のレベル３はどれくらいになりましたか？
患者：もう、ほとんどないくらいで１ですね。
術者：それでは身体にも聞きながら検査をしてみますね。
『PRT（生体反応検査法）』3→2→1
術者：そうですね。検査でもレベルは１ですね。それでは、これで施術を終わります。
患者：ありがとうございます。（施術前の深刻な不安感が解放され、すっきりした表情に変わる）
考察：
以前から通院していただいている患者さんだが、今回はかなり辛い様子で、最初から二枠の施術（２０分）を希望された。当院で行なっているPCRT（心身条件反射療法）を理解していただいているので、比較的スムーズに施術が進んで、理想的な結果が得られた。患者さんにもよるが、無意識の自分を受け入れがたい患者さんや、無意識が様々な症状を引き起こす原因になっているということを理解しがたい人も少なくはない。このような成果がでるためには、患者さんとの信頼関係が不可欠であり、患者さん自身が心の底から何を望んでいるのかをしっかりと理解して寄り添うことが大切だろう。
