2013年4月19日金曜日

2013年度PCRT研究会のご案内

昨年、日本整形外科学会と日本腰痛学会は、「腰痛の発症や慢性化には、心理的なストレスが関与しており、画像検査などで原因が特定できない腰痛は、全体の85%以上を占める」との報告書をまとめました。最近では一般向けのテレビや雑誌などで、メンタル面が腰痛や肩こりなど身体症状に影響を及ぼしているという内容の情報が多く報じられるようになってきました。症状の原因が潜在意識と関係しているということがだんだんと一般的になりつつあるようです。

この傾向は、病気の原因を機械構造論で説明するには限界や矛盾があるということが示されています。骨折、脱臼、外傷、あるいは内臓の構造的な欠陥による病気や症状には最先端の現代医療がその力を発揮してくれます。構造の修復や再生医療の発展は目覚ましいものがあります。しかしながらその一方で、診断技術が進めば進むほど原因不明の慢性疾患が増えてきて、対症療法に満足できない患者様も増えてきているのが現状です。

慢性疾患やアレルギー症状などは特に自律神経系の誤作動が心身に学習記憶された結果です。基本的に人間の身体は「自然治癒力」という力を持ち備えていますので、基本的に病気や症状は治るようになっています。その治癒力を止めているモノは何か?それは目には見えない「生体エネルギー」のブロックです。その「生体エネルギーブロック」は肉体面(ハード面)のみの施術で解放できる場合と、メンタル面との関係性(ソフト面)の施術が必要な場合と大きく二通りあります。

感情面が肉体面に影響を及ぼすということが分かると、その原因感情を変えなくてはならないと判断されがちですが、心身条件反射療法では、心と身体の関係性による自律神経系の「誤作動」に注目しその調整を行います。そこが認知行動療法などの心理療法とは異なるところです。関係性による誤作動は有機自然療法の治療者が関わる専門の領域であり、心身条件反射療法は肉体面(ハード面)の施術と心理面(ソフト面)の療法との隙間を埋める施術法です。

私たちは10年以上も前から、「潜在的ストレス」が「生体エネルギーブロック」に多大な影響を与えているということを臨床現場で確証してきました。そして、その症状や治癒力をブロックさせる「潜在的ストレス」に直接働きかける施術法の開発に長年の臨床研究を積み重ねてきました。何万回もの「失敗と成功」を繰り返しながら進化し続け、治療法がシンプルにシステム化されました。そして、その治療法を効率よく教授するトレーニング法も改善を重ねシステム化されてきました。

このような施術法はまだまだ発展途上ではありますが、このような施術法を知らずに、治るはずの病気や慢性症状を抱えて困っていらっしゃる方が全国に大勢います。一人でも多くの人々がご自分の治癒力を信じて健康で豊かな生活ができるように、本質的な施術法を追求する治療者の方々とともに、さらなる研究を積み重ね社会貢献できることを願います。慢性症状で悩んでいる患者さんが改善されることは私たちの喜びであり生きがいです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

http://www.mindbody.jp/article/14791125.html

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