2020年12月1日火曜日

身体を害する “ストレス”の正体

“ストレス”が身体を害するというのは、多くの人たちが知っています。胃の不快感や胃痛などで病院を受診すると、通常は対症療法的に薬を処方されます。「胃痛の原因は胃粘膜の炎症、あるいは潰瘍から生じているようです・・・」ということで胃酸を抑える薬を処方されるかもしれません。ここで、「なるほど」と思う人と、「胃の炎症や潰瘍の原因はなんですか?」と質問する人に大きく分かれます。

 

多くの人は身体に不調があると、「内臓から生じているのではないか?」と考える傾向があります。確かに内臓の問題が体表の症状として現れることがあります。しかし、その内臓が傷つく原因は何でしょうか?恐らく多くの方がご存知の様に“ストレス”です。ガン、血管障害、心疾患、糖尿病などの慢性疾患の多くが“ストレス”が関係していると言われており、怪我や事故などと異なって、自覚がないまま徐々に病気が進行していくのが特徴です。

 

病院の検査で構造的な異常、数値的な異常が発見された場合、構造的な異常を修復するか、あるいは、数値的な改善を図るため薬が処方されます。多くの人が早期に発見され、このような身体の構造や機能を調整することで症状が改善方向に向かい安心されます。しかしながら、慢性症状の元の原因となる“ストレス”が影響しないように本質的な予防のための治療にまでは考えが及びませんし、そのような“ストレス”の治療があるということすら知らない方がほとんどです。

 

当院ではストレス”と身体の機能異常の関係性ついて、臨床現場で長年研究してきました。そこで分かった身体を害する“ストレス”の正体は何かということです。特徴としては以下の内容が含まれます。

 

1.      身体の機能(働き)に誤作動を生じさせる目には見えない信号

2.      意識している明らかな内容ではなく、無意識的で曖昧な内容

3.      意識と無意識が葛藤するような内容

 

つまり、身体を害する“ストレス”とは、自覚し難い内容で、当院で行っている様な、“身体に聴く検査”でないと分からないということです。

 

上記の様な慢性病になっていなくても、身体が発する症状は、何らかの身体の訴えであり、慢性症状へ向かうシグナルかもしれません。“身体に聴いて”検査することで、“ストレス”の正体を知り、慢性病の予防につなげていくことが肝心です。当院では患者さんの要望に応じて、身体に聴いてストレスの内容を明らかにして、ストレス信号が身体を害さない様に調整させていただいております。ご要望がありましたらお気軽にご相談ください。




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