2017年4月18日火曜日

PCRTとAMによるゴルフのドライバーイップスの施術経過(4回シリーズ) シリーズ4

【4回目の施術】

問診
術者:どうでしたか?
患者:そうでね。まだ、症状はありますけど・・・色々と考えてみて、ゴルフレッスンに通うのをやめました。
術者:そうですか。練習はされましたか?
患者:はい、ゴルフ練習場で100球ほど打ちました。

目安検査:陽性反応
筋肉・関節(自動運動)=右大胸筋
症状イメージ=ドライバーショット

ハード面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
AM(アクティベータ・メソッド)とPCRT(心身条件反射療法)でハード面調整を完了。ハード面調整完了後、症状イメージ(イップス)以外の目安検査は消失。

ソフト面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
症状イメージ(ドライバーショット)のEB(誤作動記憶)から施術開始
術者:陽性反応が示されていますので、それに関係する無意識の誤作動記憶のキーワードを探していきます。
PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT(生体反応検査法)を行う』
『大脳辺縁系→信念チャート→慈悲心でPRT陽性反応』
術者:慈悲心というキーワードで陽性反応が示されました。前回もこのキーワードがでていましたね。
患者:イップスの自分が可哀想ということでしたね。
術者:それではもう一度そのことをイメージしてもらえますか?
患者:はい。(術者はイメージ)
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:再度、そのことで陽性反応が出ていますので、もう少しその内容で具体的な認識が必要だったかもしれませんね。何かそのことで具体的になりそうですか?
患者:ゴルフを楽しめてない自分が可哀想だと思いますね。楽しめていないからイップスになるのか、あるいはイップスだから楽しめないのかわかりませんが・・・恐らく今まで、スコアや競技のことにフォーカスしすぎて、いい成績をだすためにコーチをつけてレッスンを真面目に受けて頑張っていたのですけれども、ゴルフを楽しむという肝心なところが抜けていたのだと思います・・・
術者:(お〜〜それは素晴らし気づきだ・・・)あ〜なるほどですね。それでは、そのことが影響しているかどうか、検査をしてみましょう。それでは、最初に、スコアや競技の結果も大切ですが、それらも含めて、ワンゲーム、ワンショットを楽しまれているご自分になれますか?
患者:はい。なれると思います。
術者:それでは、そのようになっているご自分を想像してみてください。
患者:はい。(ゴルフを楽しんでいるイメージ)
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:そのイメージでは陽性反応が示されていないので、心身ともに健全な状態ですね。それでは、スコアや競技を意識してプレッシャーを感じているご自分になれますか?
患者:はい。(スコアを気にしてプレッシャーを感じているイメージ)
術者:そのイメージでは陽性反応が示されていますので、心身ともに不健全な状態ですね。それでは、そのことが身体に影響を受けないように調整しますので、最初は、プレッシャーを感じているイメージ、次にゴルフを楽しんでいるイメージで深呼吸をしながら2往復してもらえますか?その間、そのことが身体に影響を及ぼさないように調整させていただきます。
患者:はい、わかりました。
PCRTパターン調整法を施す』
術者:調整しましたので、再度プレッシャーを感じているイメージをしてもらえますか?
患者:はい。(プレッシャーを感じているイメージ)
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:先ほどの陽性反応が陰性反応に切り替わっていますので、最初のゴルブを楽しめなくて可哀想な自分をもう一度意識してもらえますか?
患者:はい。(可哀想な自分のイメージ)
術者:そのイメージも陰性反応ですので、誤作動記憶が調整できていると思います。
『ソフト面調整法完了』
術者:今日は、ご自分で改な気づきをされて、何か改善の扉が開いたような感じですよね。
患者:そうでね(満面の笑顔)。今度、コースを周るので楽しみになってきましたね!
術者:それでは、私も次回の施術を楽しみにしています。

考察:
前回の施術からの気づきで、まさかゴルフレッスンを辞めるとは思っていなかった。レッスンの指導に縛られるというのは一旦保留して、以前のように楽しむことを優先しようという選択なのだろう。レッスンは受けようと思えばいつでも受けることができるので、また、必要だと感じれば受ければいい。恐らく、その選択は、深い気づきから生まれたもの。スコアやランクを上げるために、「〜すべき」「〜ねばならない」と技術論が先行しすぎて、何のためにゴルフをするのかという本来の自分目的を見失っていたのだろう。技術論に囚われて「正しい、誤っている」という判断ぐせは、不自由な自分になりやすい。

5回目の施術】

前回のゴルフの後、腰がだんだんと痛くなって、朝起き上がれないほどだったとのことで、腰痛治療をメインに来院。

改善の報告:
術者:それでスイングはどうでしたか?
患者:スイングでしょう!あれから、6割ぐらい改善した感じですごく良かったですね。前半は、もう治った感じでニコニコしながらプレーしていました。でも、後半は少し違和感を感じていましたけど・・・
術者:それは良かった。自信が持てましたね。また、ゴルフを楽しめたのも良かったですね。
患者:はい、だいぶん自信がつきましたね。(笑)



2017年4月15日土曜日

PCRTとAMによるゴルフのドライバーイップスの施術経過(4回シリーズ) シリーズ3

3回目の施術】

目安検査:陽性反応
筋肉・関節(自動運動)=右肩関節、右鎖骨関連関節、右大胸筋
症状イメージ=ドライバーショット

ハード面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
AM(アクティベータ・メソッド)とPCRT(心身条件反射療法)でハード面調整を完了。ハード面調整完了後、症状イメージ(イップス)以外の目安検査は消失。

ソフト面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
症状イメージ(ドライバーショット)のEB(誤作動記憶)から施術開始
術者:今日も陽性反応が示されていますので、それに関係する無意識の誤作動記憶のキーワードを探していきます。
PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT(生体反応検査法)を行う。』
『大脳辺縁系→信念チャート→執着心でPRT陽性反応』
術者:執着心で陽性反応が示されていますが、何か心当たりがありますか?
患者:ゴルフのスコアですかね?
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:そうですね。そのことで陽性反応が示されていますね。「さらに」の検査で反応がでますので、その先にあるのは何でしょうか?
患者:試合に勝つことですね。
術者:そうですね。そのことで陽性反応が示されていますね。それ以上の反応はいようですので、そのイメージで調整させてもらいますね。そのことをイメージしながら大きく深呼吸をしてください。
PCRT呼吸振動法を施す。続いてPRT(生体反応検査法)を行う』
術者:それでは、最初のドライバーショットのイメージをしてもらえますか?(フィードバック検査)
患者:はい。(ドライバーショットのイメージを行う)
術者:再度、陽性反応が示されていますので、検査チャートを使って検査させてもらいますね。
『大脳辺縁系→信念→慈悲心でPRT陽性反応』
術者:慈悲心というキーワードで陽性反応が示されていますが、この場合、自分自身か、他者に対して可哀想な気持ちとか何かしてあげたいとか、何々のようになってほしいというなどの思いに関係しますが、何か心当たりはありますか?
患者:自分でしょうね(笑)たぶん、イップスの症状がでてから結果が出せなくて可哀想な自分がいると思います。
術者:それでは、そのことで検査させてもらいますね。
生体反応検査法を行う
術者:そのイメージで陽性反応が示されていますので、そのことが影響しないように調整させてもらいます。
PCRT呼吸振動法を施す。続いてPRT(生体反応検査法)を行う。
術者:慈悲心に関する陽性反応が消失しましたので、再度、ドライバーショットのイメージで検査をさせてもらいます。(フィードバック検査)
患者:はい。(ドライバーショットのイメージを行う)
術者:再度、陽性反応が示されていますので、検査チャートを使って検査させてもらいますね。
『大脳辺縁系→信念→忠誠心でPRT陽性反応』
術者:今度は忠誠心というキーワードで陽性反応が示されていますが、何か心当たりはありますか?
患者:ゴルフプロのレッスンコーチの指導の通りにするというのはあると思いますね・・・
術者:それでは、そのイメージで検査してみますね。
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:陽性反応が示されていますね。あ〜なるほど。これは私が様々なイップスで悩んで来られた患者さんを診させていただいていつも感じることですが、技術的な指導をされる指導者のアドバイスを忠実に守ろうとする真面目な方はイップスに陥り易い様です。その指導者の技術指導は間違ってはいないかもしれませが、あくまでもその方の経験に基づく技術指導で、Aさんにその技術が自分の能力や体格にあっているかどうかはわからないと思います。ドライバーのスイングの基本形はあるかもしれませんが、人それぞれに顔や体型が異なるように、厳密に言えば同じ技術ではないと思います。指導者のアドバイスはご自分なりに参考にされてもいいかと思いますが、最終的にはそのアドバイスが自分に合っているかどうかを消化して、自分流を練習の中から紡ぎ出して自分のスイングを自分で編み出すことが大切かと思いますが、どうでしょうか?
患者:そうですよね。調子がいい時は自分流の感覚でフルスイングしていたのですが、さらに上を目指してコーチに指導を仰ぐ様になってから、自分のスイングがわからなくなったのですよ。そうえば、そこからイップスのようになった気がします。レッスンに通うのはやめたほうがいいですかね。
術者:やめなくてもいいと思うのですが、指導者のアドバイスは参考にして自分流を見つけ出すことが大切かとおもいます。
患者:なるほど。
術者:それでは、この場合、新しいレッスンの取り組み方を整理して、それがご自身に合っているかどうかを検査して調整した方がいいと思います。私からの情報も参考にしていただいて、これからのレッスンの受け方を想像できますか?
患者:はい。(新たなレッスンの受け方をイメージ)
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:そのイメージで陽性反応が消えていますので、この場合は、前の思考パターンから新しい思考パターンに切り替える調整をさせてもらいます。最初は前の影響を受けていた思考パターンのイメージで、次は新しい思考パターンのイメージです。深呼吸しながらそのイメージを2往復してもらいます。
PCRTパターン振動法を施す。続いて生体反応検査法を行う。
術者:これで陽性反応が消失していますので、今日のパターンを覚えておいて、自己療法も自宅で行なってください。

『ソフト面調整法の施術完了』

2017年4月14日金曜日

PCRTとAMによるゴルフのドライバーイップスの施術経過(4回シリーズ)シリーズ2

【2回目の施術】

目安検査:陽性反応
筋肉・関節(自動運動)=右肩関節、右鎖骨関連関節
症状イメージ=ドライバーショット

ハード面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
AM(アクティベータ・メソッド)とPCRT(心身条件反射療法)でハード面調整を完了。ハード面調整完了後、症状イメージ(イップス)以外の目安検査は消失。

ソフト面調整(肉体内関係の誤作動記憶調整):
症状イメージのEB(誤作動記憶)から施術開始
術者:それでは、前回と同様にイップス症状に関係する無意識の誤作動記憶のキーワードを探していきます。
PCRT誤作動記憶検査チャートを使いPRT(生体反応検査法)を行う』
『大脳辺縁系→信念チャート→復讐心でPRT陽性反応』
術者:復讐心というキーワードが示されていますが、このキーワードの場合、自分自身か他人に関係する怒りのような感情が関係していることが多いのですが・・・
患者:あ〜それだったら、自分かもしれませんね・・・
術者:このような症状になっている自分とかですかね・・・
患者:そうですね。自分自身に納得いかないですね。以前のスコアは70台でしたが、今は90台前後なので、そういう自分が納得できないのかもしれませんね。
術者:それでは、そのイメージで検査してみましょう。
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:そのイメージで陽性反応が示されていますので、そのイメージで調整させてもらいます。
PCRT呼吸振動法を施す。続いてPRT(生体反応検査法)を行う』
術者:復讐心に関係するキーワードは、調整されているようですので、再度、ドライバーショットのイメージで検査させてもらいます。
患者:はい。(ドライバーショットのイメージでフィードバック検査)
術者:陽性反応が示されていますので、再度、検査チャートを使って検査させてもらいますね。
『大脳辺縁系→信念チャート→自省心でPRT陽性反応』
術者:自省心で陽性反応が示されていますね。このキーワードは、先ほどの復讐心と似ているかもしれませんが、何か反省していることはないですか・・・
患者:前のように細かく練習していないというようなことはあると思います。
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:陽性反応が示されていますので、そのイメージで調整させてもらいます。
PCRT呼吸振動法を施す。続いてPRT(生体反応検査法)を行う』
術者:自省心に関係する誤作動記憶の反応が消えましたので、再度、ドライバーショットのイメージをしてもらえますか(フィードバック検査)
術者:陽性反応が示されていますので再度、検査チャートで他の誤作動記憶を検査してみます。
『大脳皮質系→意味記憶→情報→一般論的』
術者:意味記憶の情報で一般論的な何かで陽性反応が示された場合、〇〇の理由で症状がでるとか、あるいは・・・イップスの症状が多いのは技術論で理論的に意味付けされている可能性があると思いますが・・・
患者:それだったらゴルフレッスンで指導を受けている内容のことでしょうか・・・
術者:何か心当たりがありましたら、そのイメージで検査させてもらいます。
患者:はい。(ゴルフレッスンで指導されている技術面をイメージ)
PRT(生体反応検査法)を行う』
術者:そのイメージで陽性反応が示されていますので、身体は誤作動を生じさせているということです。その技術面のイメージはおそらく部分的でしかもテクニカル的な修正だと思いますが。どうですか?
患者:そうですね。部分的な技術面の修正ですね。
術者:イップスの症状を部分的な技術論で修正しようとすると、かえって治りが遅くなる傾向があります。どのようなスポーツであれ、ほとんどの動きは、全身の様々な筋肉を無意識的に強めたり、弱めたりして自動調整しています。大切なポイントは、筋肉の強弱の調整は無意識的に脳が自動調整を行なっているというところです。もしも、部分的に一部の関節や筋肉だけを意識して、スイングしようとすると、関節や筋肉は全体バランスの協調性を失いぎこちない動きになります。ゴルフを習い始めの時は、部分的な指導が必要かもしれません。しかしながら、全身を使うほとんどの競技において、部分的な技術指導は、脳を混乱させ不自然な動きを逆に作り出す原因になりやすいのです。ですので、全体をつなげて、フルスイングの先にある最終ゴールをイメージすることで、部分の関節や筋肉が自然に働いてくれるという意識をもった方が、理想のパフォーマンスができると思います。それでは、部分的な意識ではなく、部分も含めて全体をつなげて、最終的な結果に繋がるイメージでドライバーショットのイメージで検査させてもらいましょうか?
患者:はい。(提案に基づくドライバーショットのイメージ)
術者:そのイメージでは陽性反応が示されていませんので、その意味記憶による誤作動を調整させてもらいます。先に部分的な技術面を意識されたドライバーショットのイメージをして、次に全体をつなげた結果を意識されたドライバーショットのイメージをしてください。それぞれのイメージの間、深呼吸をしてください。深呼吸をされている間に調整を行います。
PCRT呼吸振動法を施す。続いてPRT(生体反応検査法)を行う』
術者:これで陽性反応が消失していますので、今日のパターンを覚えていただいて、自己療法も自宅で行なってください。

『ソフト面調整法の施術完了』