2012年1月20日金曜日

価格マジック」??? 

先日、東京でICC国際コーチングトレーニングを3日間開催しました。少人数でしたがとても有意義な時間を過ごすことができました。コーチ養成講座としては比較的高価な研修費でしたので、その内容を提供する側もそれなりの準備をして、満足のいく研修になるように今まで以上に意識も高くなりさらに勉学に励みました。

最初は、本部から提示された研修価格に対して、少し高すぎるのではないかと感じ、この価格で本当に覚悟を決めて来てくださる人がいるのか不安でした。でも、まずは自分自身がその価格に見合うだけの価値を作り出さなければならないという意識に変えてさらに勉強を深めることができました。受講される方もおそらくその価値に見合うだけの内容を吸収しようと意識が高まっていたように感じます。

品質の内容や程度によって、その値打ちが決まるというのが一般的ですが、今回の経験で、その値打ち(価格)が、逆にその品質の内容を決める、あるいは高めるということを学んだような気がします。つまり、値下げをするのは簡単だけれども、それと比例して品質も下がる恐れがあるということ。一般的に安さだけを求める傾向がありますが、その裏には品質の高さ、低さが隠されているということです。

特に、売り手だけでなく、買い手もその価値を信じて買うという意識の高さもその価値を相乗的に高めるのだということを学びました。参加されている受講者は、決してお金にゆとりがあるから参加されたのではありません。いろいろな工面をして、将来の可能性に自己投資されているということが、意識の高さで伝わってきます価格によって学問の深さが測れるものではないのかもしれませんが、参加される方全員がそのような高い意識で望まれているため、トレーニング全体のクオリティーも必然的に高いものになっていました。

これは、ある意味では、「価格のマジック」なのかもしれませんが、世界共通のICCのコーチングトレーニングを日本国内で最初にスタートできたことに深く感謝し、さらにコーチングの学問を深めながら、実生活の活動や診療、コーチング、セミナーなどに役立てて、皆さまや社会に還元していくことができればと願っております。

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