一か月半前より左膝関節内側部に痛みを生じ、7年間続けていたウオーキングができなくなり、歩くのが常に不自由に感じるとのことで来院。痛みの始まりは、久しぶりに登山にいき、下山する際に膝に痛みを感じ、それ以来症状を抱えているとのこと。
整形外科を受診し、レントゲン検査を受ける。タナ障害ではないかと診断され2回ほど通院。その後整骨院に10回ほど通院されたとのこと。リハビリ、マッサージ、低周波などの施術を受けた。
初期の痛みからすると60%ぐらいは改善されたようだが、そこからが改善されないらしい。初回の検査では、右大脳、左小脳の機能異常が認められる。片足立ちで屈伸運度を軽くしてもらうと、右脚では膝に症状もなくバランスが取れた動きをするが、左脚では右膝に痛みがあり、大きくふらついた。
最初は、アクティベータ・メソッドで神経関節機能の調整を行い、PCRTで神経系に誤作動を示している感情面の治療も行った。施術後の片足立ちの検査では、明らかに屈伸運動のバランスが改善され、症状も改善された。
その後、屈伸運動のリハビリも安定し、階段や後ろ歩きなど付加でも症状が無くなり、5回の施術で治療を終えた。様々な感情が絡んではいたが、最も影響を及ぼしていると感じたのは未来の退職後の不安だった様子。とても前向きな方ではあるが、未来にチャレンジすることが大きければ大きいほどその不安も潜在的に影響していたことが伺えた。
会社勤めの人にとっては、退職という人生においては大きな節目がある。その節目を境に様々な病気を抱える人も少なくはないだろう。未来のことは誰も予測できないが、明るい未来を想像するか、不安な未来を想像するかの「想像の選択肢」は皆平等に与えられている。
と、理屈では簡単にいうことはできるが、人間の脳、心はそれほど単純ではない。だからPCRTのような施術が必要になる。
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