2020年9月18日金曜日

お陰様で(有)ライフコンパス創業22年

お陰様で(有)ライフコンパス創業22年

 

918日はカイロプラティック誕生の日、弊社ライフコンパスもこの日に因んで創業の日とし、今年で22歳になりました。ファミリーカイロプラクティックセンターを開業してからは26年になります。米国で発祥したカイロプラクティックは今年で125年目を迎えます。日本国内ではいまだにカイロプラティックの法制化が実現しないままではありますが、カイロプラクティックの恩恵を受けている者として、臨床現場でその灯火をつなげていくカイロプラクターでありたいと願っています。

 

今月9月号の「致知」という人間学を学ぶ月刊誌で「人の諭(さとる)ところはその習うところによる。習うところはその志すところによる。義に志すか利に志すかによって、ついに君子となり、小人となる」という文節が目に止まりました。開業当初は生活のため、あるいは小さな虚栄心のために、「利」の方へ傾きがちになっていたと思います。今でもそのような心が潜んでいるとは思いますが、生涯を通じて仕える仕事として、天命としてこの仕事に向き合う時、やはり目先の利益よりも「義」に尽くす姿勢が私たちを守ってくれている、来院してくださる患者さんが私たちの「義」に答えて守ってくれているということを心の底から信じられる様になりました。

 

私たちは患者さんとの利害関係で治療を行なっているわけですが、長い臨床経験を通じて、その背後に隠れている「義」を大切にするということが人生において肝心なのだということが見えてきます。これは人間関係すべてにおいて言えることではありますが、患者さんとの「義」をどれだけ大切にしていけるかが、私たちの人生や周りの家族に影響を与えているのだと思います。もしも、人生の品格を表す「品格の道」があるとするならば、その品格の道は「義」を大切にしている「道」でありたいと思うところではあります。しかし、時折、「義」を欠いているような行動をしているのではないかと、反省の日々を過ごしているのも事実です。

 

「義」を磨くためにはどうすればいいのか?簡単に答えられる問いではありませんが、あるとすれば、人間学の勉強に照らし合わせた日々の生活の経験から培っていくモノではないでしょうか。学問的に人間学の理屈を学んだからといって身につけられるモノではないでしょう。やはり日々の経験、体験を通して様々な思いを凝らして身につくモノだと思います。「人間を磨く」「魂を磨く」という言葉を時折目にしますが、それは、苦しいことと、辛いことの経験が染み込んだボロボロの布巾を通じてのみ磨くことができるということを肝に銘じておかなくてはならないと思います。

 

今後も、100年以上継続できる会社を目指して、自分の心、会社の心を磨いていく所存です。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

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