2016年8月10日水曜日

LCAインストラクター研修2016

今年も福岡のファミリーカイロと志賀島国民休暇村で充実したLCAインストラクター研修を開催することができました。AMやPCRTにおける指導法の統一や実技試験の確認、AMアドバンスプログラムの準備など幅広く研修を行いました。また、チームメンバーにはそれぞれにプレゼンテーションを行っていただきました。チームは長年の経験を経て、成熟期を迎えています。それ故に、必然的にチームメンバーに課せられたプレゼン課題もとても深い内容でした。恐らくプレゼンを準備する過程で自分自身を振り返り、未来のために深く考えていただいたのではないかと察します。

それぞれのメンバーが心に響くプレゼンテーションを行ってくれました。課題を受けてどのようにプレゼンするかを試行錯誤して、実際にプレゼンするまでの過程において、チームメンバーがそれぞれに深みのある成長ができたのではないかと感じました。1泊2日の研修ですが、寝食を共にすることで、さらなるチームのつながりが深まったのではないかと感じます。

通常の研修では、一人部屋か二人部屋が多いのですが、今回は畳の部屋に布団を並べて泊まりました。畳いっぱいに敷き詰められた布団の間で、ひざを突き合わせて次の日になるまで飲みながら語り合いました。飲み足りないメンバーはホテルのロビーで飲んでいたそうです。明日の事も考えて1時ごろ床に就いた私は、途中で目が覚めて、暗闇の中でメンバーの身体を踏まないようにトイレに行きました。ゆっくりと自分の布団に戻ると、隣のメンバーが私の布団を占領していました。私は肘で押し戻そうとしましたが、動く気配がありません。おまけにいびきの合唱が聞こえてきます。しばらく窮屈な思いをして眠りにつきました。

畳の部屋で布団を並べて寝食を共にするという経験は久しぶりでしたが、志を共にするチームメンバーであるがゆえに、貴重な体験になったようです。今回の研修で培われた「チーム力、人間力、指導力」が、未来のセミナー、研究会、そして、臨床現場で生かせることを期待しています。







2016年7月29日金曜日

再学習記憶による「治る力」を信じて健康を保ちましょう

もしも、多くの慢性疾患や難病が、「脳の誤作動記憶」から生じているとしたらどうでしょうか?「脳の誤作動記憶」とは、心と脳と身体の関係性で創られる誤作動記憶の事です。病気の原因が「記憶」にあるとすれば、「記憶」を書き換えれば新しい脳の神経回路が創られて症状や病気が改善されるということになります。脳には可塑性といって、脳梗塞などで一部の脳が損傷されても、リハビリ運動などの機能回復訓練でその機能を補う新たな神経回路が創られいるとうことが医学的にも知られています。

脳梗塞などによって受けた機能障害は目で見ても分かるような症状ですが、医学的な検査では原因が分かりにくい慢性症状もたくさんあります。その多くの慢性症状が、無意識的な脳の誤作動記憶によって生じます。原因が「記憶」という脳の神経回路にある場合、肉体内の構造異常を見つける医学的検査では判断することはできません。また、症状や病気の原因を探索する際、多くの医療では、肉体内だけの構造異常や機能異常を探そうとして、身体と心の関係性にまで目を向けることはほとんどありません。

「心が関係する?」と聞くと、多くの人は心がいいとか悪いとかに意識が向けられます。しかし、心がいいとか悪いとかで病気や慢性症状を引き起こすわけではありません。症状に関係する心のほとんどが無意識的な心です。つまり慢性症状のほとんどは無意識的な様々な誤作動記憶によって生じると考えられます。さらに広い視座に立てば、意識と無意識との心がうまくつながらないことによって不調和が生じてしまうということです。

誤作動記憶とは、知らない間に身につけてしまった間違った身体の働きの『クセ』といういい方もできます。『クセ』とは、脳と身体に習慣的に学習された記憶の結果もたらされる自動的な働きです。その『クセ』は自分の意志とは無関係に作動してしまい、意識的にはどうすることもできません。このような病気や症状を引き起こす『クセ』を改善させるためには、意識ではなく、無意識に働きかける必要があります。

無意識的に生じている身体の働きの異常を改善させるためには、まずは無意識の誤作動に対する検査が必要です。その検査をするためには、「身体を使った検査」、すなわち、身体に『刺激』を加えて、身体がどのように『反応』するかを診る「生体反応検査法」がとても大切になります。この検査法がスムーズに進められると、治療効果も高まり、症状も段階的に改善されていきます。慢性症状はこのような無意識的な心身の学習記憶によってもたらされた結果であるという前提に立てば、再学習し、記憶すれば治るのが当たり前ということになります。

本来、治る力は平等に与えられています。ご自分自身の「治る力」、再学習記憶できる力を信じて健康を保ちましょう。

2016年7月27日水曜日

治療用テーブルの張替

前のオフィスからの移転後、三か月が経過しようとしています。治療用テーブルの張替も終えて、ようやく治療院環境が整った感じです。張替は今回で2回目、今回は最高級のソファーにも使われる「本革を超えるエグゼクティブ」というキャッチフレーズの合皮を「合皮.jp」 http://www.gohi.jp/product-group/9 から購入させていただきました。

前回の張替は、人工皮革(スエード)を使用していましたが、汚れが目立ってきたので張り替えました。今回の合皮は肌触りも良く、患者さんたちにも好評のようです。今回はワインレッドとブラックの合皮生地を購入し社内で試行錯誤しながら縫製と張替を行いましが、素人にしてはまずまずの出来だとスタッフ一同で満足しています。
また、大切に使わせていただきます。




2016年6月22日水曜日

「キラーストレス」によるこころと身体の関係性

NHKのスペシャル番組で「キラーストレス」について紹介されていた。ここ数年、心と身体の関係性による健康問題に関する番組も増えているが、今回のNHKの番組では、命にも関わるストレスということで、さらに一歩踏み込んだ内容で番組が構成されていた。世界の最前線で研究をしている研究論文と、一般の人にもなるほどと思わせる仮説を題材にして分かりやすく説明され、バランス良く番組が構成されており、さすがHNKだなと感心させられた。

例えば、「数万年前、狩猟をして暮らしていた私達の祖先は、猛獣などに襲われる危険があるため、危険を感じたり怪我をすることを想定して体が一足先に反応、血を固まらせたり、血圧を上昇させて全身の血の巡りを良くし瞬時に反応できるようにしている。」という仮説もなかなか説得力があった。

自然治癒力を引き出す治療家としての立場で本質的な原因療法を追究し続けていると、がんや心筋梗塞、脳梗塞の患者さんに遭遇することも度々で、ほとんどのケースが何らかのストレスが関係していることは明らかである。健康問題を単に肉体への物理的刺激にだけにとどまるのではなく、運動面や栄養面など生活習慣全般を幅広く追究していると、根幹となる慢性病の原因はやはり、心身相関というこころと身体の関係性にあると今でもその効果的な治療法を研究し続けている。

しかしながら、心と身体を切り離して考える機械論的な医療が主流となっている現代社会においては、まだまだ、「がんや心筋梗塞が身体の問題だけでなく、こころとの関係性が大きく影響を及ぼしている」ということが当たり前には語れないのが現状である。多くの人が、肉体だけの問題、あるいは、食生活や運動不足などの生活習慣病にとどまり、心の習慣=無意識の心の習慣というところまでには関心が及ばない。

数年前に、HHKの番組内容が裏付けとなるような脳梗塞の患者さんに遭遇したことがある。頭ではストレスの対象となる人を受け入れているつもりでも、無意識はかなり強い抵抗があったようだ。恐らく、本能的に自分の身を守るため、血を固まらせるようなシステムが働いたのだろう。PCRTの検査ではある人に対するストレス反応が毎回繰り返されていた。意識と無意識との調和の治療が追い付かずに脳梗塞を引き起こして病院での治療を受けた。その後、病院での治療と並行しながら、本質的なストレスの原因治療も継続し、数か月後には後遺症も残らず元気に回復した。危うく命も失いかねない状況で、ストレスという目には見えないエネルギーの強さを改めて感じた。

そのような病的なエネルギーのアンバランスはエネルギーブロック(EB)として、PCRTの検査で陽性反応が示される。心筋梗塞やがんの手術で悪いところを外科的に取り除いたとしても、本質的な原因が脳に記憶されていれば、生体反応検査法では陽性反応として示される。対症療法で改善されたとしても原因療法から診た観点では本質的には改善されていないということになる。対症療法でその場はしのげても、再発するかもしれないし、他の病気へと変容するかもしれない。今回のような番組を見て、視聴者はどのような感想を持ったのだろうか?多くの視聴者が、心と身体の関係性に興味を持ち、本質的な原因療法に関心をもってくれることを願う。

ちなみに、下の写真は、キャロル・シャイブリ博士がマカクザルでストレスと階層間の相関関係を調査した結果を証明する動脈の組織標本。 左は従属者のマカク動脈(ストレスを感じている)、右は支配者のマカク動脈。支配者のボスザルには動脈硬化の徴候は見られず、ストレスを感じている下階級層の従属サルに動脈硬化の徴候が見られたという。


2016年6月18日土曜日

霊的な影響に受ける患者さんにはどのようにアプローチするのか?

長年、治療者の先生方を対象にセミナーを行っていると、様々な質問を受けます。その中でも多くはないにしても繰り返し受ける質問があります。それは、「病的に気の重い患者、霊的に何かを感じる患者などを施術した後は、毎回その人の悪い気を受けて具合が悪くなることがあるのですが、何かいい対処法はないでしょうか?」というものです。この質問は、「悪い気(邪気)」や「霊的な気」が存在し、その気を受けるとウイルス感染を受けるかのように病気になってしまうと信じている方です。この霊的な影響を受けるという信念は、治療者だけでなく患者さんにも時々遭遇します。

もしも、そのような信念を持っている治療者や患者さんに相談を受けた場合、まずは邪気を受けないようにしたいのかどうかを尋ねます。そうすると多くの人は「受けないようにしたい」という意思を示しますが、受けなくするという意味は、今まで信じてきた信念を書き換えいるということでもあります。詳しく質問をすると、今まで信じてきた信念や感覚を無くすることに抵抗を感じている場合もあります。

例えば、霊的な邪気のようなものを視覚的に見える人、あるいは体感覚的に感じる人や嗅覚的に感じる人など感じ方は様々です。そのような感覚は何か特別な能力として持っておきたいという人も少なくはありません。つまり、「邪気を受けなくする」ということは、霊的な感覚もなくなるという意味にもつながるので、そのような能力は持っておきながら邪気を受けないようにしたいという人もいるでしょう。このような相談を受けた時、まずは、その人が信じている霊的な影響に関してお尋ねし、そのうえで今まで信じた信念体系を書き換えたいという前提で、邪気を受けないための施術を行います。

霊的な存在、すなわち非科学的なモノを真っ向から否定する人にとってはこのような悩みは起こりえません。それは、その人の信念によるものだからです。邪気を感じることが科学的に証明できないから正しくないとかの問題ではありません。「真実」と「事実」の解釈に違いがあるように、どちらも正しいのです。「真実」とは人間の頭の中で起こった出来事で、「事実」は現実に起こった出来事で、どちらもうそいつわりでない本当のことなのですが、「事実」は客観的に誰もが同じように感じているという意味合いを持ち、「真実」は主観的に見た人、触れた人によって感じかたが異なるという意味合いを含んでいます。

邪気を感じるか否か、あるいは邪気に影響を受けるか否かは、その人の培ってきた信念体系に関係するので、邪気を受けないようにするためには、その人が信じている霊的な情報に対して質問することから始めます。信じている人の多くは、幼いころからスピリチュアル的な環境の中で育ってこられた方が多いようです。中には人生の指針となる大切な教義を大事にしておられる方もいます。大切な教義は持ちながらも、健康に影響を及ぼすような邪気からは切り離したいという人もおられます。基本的には患者さん自身が現状を把握して、どのように信じていきたいかということです。特殊な感覚がなくなることで、大切な教義や信仰がなくなることではないので、誤解のないように説明しなければなりません。

このような霊的な邪気によって健康を害している人に限らず、その人が知らず知らずに信じてきた信念体系が健康を損なう原因の一つになっていることは少なくはありません。目に見えるモノだけが病気の原因に関係しているわけではありません。むしろ目には見えない無意識的なモノの方が大きく健康に影響を及ぼしているということを多くの治療者や患者に知っていただきたいと願います。

2016年5月30日月曜日

新装移転

お陰様で5月より無事に天神に移転することができました。今回の急な移転に際しては、多くの方々に大変お世話になりました。特に新店舗を探す際にとても親身になっていただいた不動産会社の担当者、内装や備品の調達、引っ越し、工事を手掛けていただいた会社の方々には心より感謝しております。

突然に退去の話が持ち出されたときは、「え~なんということでしょう」という感じでした。今までの職場環境が他人の都合で大きな変化がもたらされるということに不安を感じました。まずは、不動産会社を紹介していただき、担当者の方にご協力をいただいて近所から物件を探しました。方位気学なども考慮すると、転居できる範囲もだんだんと特定され、ようやくたどり着いたところは天神の繁華街。これも「え~なんということでしょう」という感じでしたが、結果的には皆様の温かいご支援のお蔭で仕事のしやすい環境に移転することできたように感じております。何よりも来院して下さる患者様方に喜んでいただけることが、私たちの一番の喜びです。

昔のことわざに「人間万事塞翁が馬」、あるいは「禍福は糾える(あざなえる)縄の如し」とありますが、今回の移転騒動はそんなことわざが思い出されました。これは不運だなと思われる出来事が、長い目で見るとそうとは限らないし、これは幸運なことだと思われる出来事が長い目でみるとそうとは限らない。このようなことわざは、長い人生で何が起こるか予測できないという山あり谷ありの人生を生き抜くためには大切な教訓です。例えば、ある人がエスカレーター式に事業に成功し、順風満帆な生活を送っていたらと思ったら、事業が急展開して多額の負債を抱えどん底の人生を送る。その一方で、どん底の人生から這い上がった人の話も数多く知られています。

大切なことは、ある出来事に対しての受け止め方には何通りもあり、未来への選択肢も何通りもあるということです。何事も決め付けずに、柔軟に受け止めて、必要に応じて環境に適応し、自分のペースで成長し続けることが大切かと思います。基本的に小さいことであれ、大きなことであれ、誰か、あるいは何かの役に立っていることの喜びの循環が、目には見えない力となってその人の人生に影響を及ぼすのかもしれません。

今回の移転を機に、さらに皆様にとって心地よい空間を創り、これから10年、20年と、引き続き喜んでいただける治療院を目指したいと思います。これからも目には見えない生体エネルギーブロックと心身相関による誤作動記憶に焦点を当て、多くの慢性症状の改善にお役に立つことができるように、研究を積み重ねてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

2016年5月2日月曜日

「生まれ変わった気がする・・・」信念に関係するコーチング手法


【はじめに】

肩や両大腿部の症状で来院していただいていた患者さんが、しばらく通院していただいて、筋骨格系のしびれや関節のこわばりの症状に加えて、内分泌系や自律神経系に関連する身体のだるさや疲れ感など様々な症状に悩まされていたことがだんだんと見えてきた。4~5年前から糖尿病の治療も受けているという。経営者であり、心理的なことも幅広く勉強されているという印象が感じられた。また、拙著の「体の不調は脳がつくり、脳が治す」も読んでいただいており、PCRTにも興味を持っていただいていた。

【経緯と施術者の主観】

ある来院日のこと、しばらく定期的に通院されている過程で、患者さんはいつも以上の体調不良を訴えていた。PCRTの検査をしてみると、複数のEB(生体エネルギーブロック)反応が確認された。そのEB反応は、患者さんが訴える症状に反映しているようにも思えた。特に膵臓部のEBと脳下垂体部のEBが、毎回繰り返されて陽性反応が示されているので、術者の直感で、何か潜在的に深い誤作動が関係しているだろうと感じた。患者さんに、「ここは、集中して治療されたほうがいいかもしれませんね。」と集中治療を促す。

患者さんにも同意してもらい、治療間隔を開けずに、ほぼ毎日集中的に通院していただいた。集中治療の同意を得てから、2回、3回、4回目と無意識に関連するある信念のキーワードが示された。4回目の施術では、そのキーワード(信念)の背後にある信念を認識され、その信念がどこから形成されたのかも認識していただいた。そして、次の来院日、前回の施術で、お父様から受けた信念があたかも自分の信念であるかのように生きてきていた自分に気づかれたとのこと。そのことは、様々な事柄に関係しており、そのことに気づけたことで、心も身体もすごく解放され楽になったとのコメントを頂いた。

その後、遠方での出張から帰ってこられて来院していただいた。通常、今回のような出張であれば、身体に疲れるが残っているのだが、前回の施術から疲れを感じることがなく、何か生まれ変わったようで、未来へのビジョンが開けた感じだとのコメントを頂いた。今回の集中治療の過程で、今までの人生で、高級マンション、高級車、船など欲しいものはほとんど手に入れているが、何か満足していない、何かもやもやした自分がいるということも話していただいていた。今回の「気づき」でその背後に隠れていた理由や「心の構造」も明確になった様子だった。

【考察】

この患者さんの場合、心理系の勉強もされていたので、無意識に関連する「誤作動記憶」を積極的に探索しようとする意識があり、それが好結果をもたらしたように思う。通常では、このような深い気づきを得るためには、ある程度の治療回数が必要になる。また、身体の症状が、心の誤作動記憶に関係していると頭で理解できても、そのパターンから心の底から抜け出したいと思えるかどうかも大切なポイントになる。いくら治療法が優れていても患者さんの無意識が協力的でないと効果が引き出せない。本症例は、無意識がもたらす影響を十分に理解され、本気で自分自身を見つめようとした成果だと思う。

今回の症例での施術ポイントは、自分が信じている信念(心のルール)の出処がどこからなのかということだった。人は誰でも、意識的にも無意識的にも何らかの信念(心のルール)に基づいて生きている。その信念の出処は大きく分けて3つに分けることができる。

1. 生まれ持った生来的な信念
2. 他者に影響された信念
3. 強要された信念

1. 生まれ持った生来的な信念
生まれたときからの持ち備えている心の性質がもたらす信念

2. 他者に影響された信念
多くは両親よってもたらされた信念で、その他、恩師、教師、あるいは本などによる架空の人物などからもたらされる信念。あたかも自分が生来的に信じている信念として錯覚しやすい。

3. 強要された信念
暴力的な手段などの恐怖によってもたらされた信念で、それを信じているふりをしないと生きていけない状況にいる。

上記の3種類の信念の中で、自己矛盾や心の不一致が生じやすいのは、2番目の「他者に影響された信念」で、心身相関的にも体調不良を生じさせる誤作動記憶を生じさせやすい。

PCRTを使ったコーチング手法では、意識と無意識との不調和を示す信念を瞬時に特定できる。術者と患者との共同作業でそれを解きほぐしながら、誤作動記憶の調整が可能になる。多く慢性症状の本質的原因がこの信念の不一致に関係していることが多い。この治療価値を理解してくれている患者さんは、心の底から喜んでいただいているという感覚が伝わってくる。それは、治療者にとっては大きな喜びとなる。