2016年10月4日火曜日

「無意識の習慣」を整理して、断捨離してみましょう!

心臓病、脳卒中、がん、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満などの病気は、20年ほど前は「年のせいだから」といわれていましたが、普段の食事や運動習慣、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣によって引き起こされる「生活習慣病」によるものであるとして、厚生労働省でも国民に呼びかけています。

「生活習慣病」とは数ヶ月前、あるいは数年前の「思考習慣」や「行動習慣」により創られます。つまり、慢性病や不健康な症状は、数年前からの思考や行動の「習慣」から生じているという意味です。無意識的な自分の思考や行動習慣が、知らず知らずのうちに、病気を引き起こす原因になっているということです。

「習慣」とは、無意識に繰り返される行動のことですが、健康的な習慣を身につけている人もいれば、不健康な習慣を身につけている人もいます。特に表面的にわかりやすいのが「食習慣」や「運動習慣」です。栄養バランスが偏り過ぎたり、運動不足になったりすると内臓疾患や肥満、関節痛などにも影響を及ぼすことが知られています。しかし、その奥に隠れているのは「心の習慣」です。もっと、厳密に言うと、本人も意識できない「無意識的な心の習慣」です。

「無意識的な心の習慣」に関係する名言があります。

ウィリアム・ジェームズの言葉といわれている名言
心が変われば、行動が変わる
行動が変われば、習慣が変わる
習慣が変われば、人格が変わる
人格が変われば、運命も変わる

マザー・テレサの言葉と言われている名言
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

今、
もしも、何か不健康に感じるのなら
もしも、何かに対して満足できていないのなら、
もしも、何か人間関係がうまくいかないと感じるのなら、
もしも、何か未来の自分に希望が持てないのなら
もしも、何か運が悪いなと感じるのなら、

何を変えるべきでしょうか?

周りの人を変えるべきですか?周りの環境を変えるべきですか?

それは、名言にもあるように、自分自身の「心の習慣」であり、「行動の習慣」ではないでしょうか。

「習慣」というのは、ほとんど「無意識」なので、まずは、意識的に自分の習慣を客観視する必要があります。客観的に自分の習慣を振り返り、健康的な習慣は残して不健康な習慣は変えていきましょう。

「ローマは一日にして成らず」とうことわざのように、長年の習慣が一夜にして変わることはありません。習慣を変えるには最低でも3ヶ月間の継続が必要だと言われています。まずは変えたい心の習慣や行動の習慣を意識的に繰り返すことで、脳の神経回路が構築され、意識的な習慣から無意識的な習慣へと脳が学習されていきます。

もしも、何か不足を感じたり、後ろ向きなことばかりが心に浮かんだりする思考習慣になっているのなら、少しでも感謝できる習慣や前向きな心の習慣を身につけるといいかもしれません。もしも、いつも人からの配慮ややさしさを「受ける思考習慣」になっているのなら、逆に人に「与える思考習慣」を少しずつ身につけるといいかもしれません。


まずは、客観的に自分の「習慣」を整理し、断捨離してみましょう!

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