2019年6月2日日曜日

運動や仕事などにおける「パフォーマンス低下」

あなたの人生で、こんな経験はありませんか?「今まで上手くできていた〇〇が、なぜか今まで通りにできなくなった・・」、「今まで〇〇がスムーズに進んでいたのに、なぜかやる気が起きなくなった・・」「練習のときには問題ないが、いざ本番になるといつものような力が発揮できない・・」など。身体の不調に連動して運動や仕事などのパフォーマンスが低下するという場合も少なくはありませんが、身体の不調は感じていないのになぜか運動や仕事のパフォーマンスが低下していたことがあるという経験は多くの人にあるようです。このような原因不明の「パフォーマンス低下」は、単に精神面が弱いといった精神論の問題ではないことが多いようです。

運動や仕事などのパフォーマンス低下で相談を受けて施術を行うと、ほとんどの患者さんは本来のパフォーマンスを取り戻すことができているようです。一体何が原因なのでしょうか?それは、個人によって様々ですが、一括りにいうと「脳の誤作動記憶」です。私たちの脳は約千億もの神経細胞からなる複雑で巨大なネットワークでプログラム化され、運動や仕事のための様々な情報を入力して学習と記憶を繰り返し、様々なパフォーマンスが自動的に出力できるよう機能しています。もしも、本来機能するはずのパフォーマンスを制限するような誤作動記憶が脳で無意識的に構築されると、脳の機能が制限されてパフォーマンス低下につながります。

身体の痛みやコリ、違和感などの身体的不調は、身体が訴えているサインです。施術経験のある方であれば、調整すればすぐに改善されると思っていただける方が多いかと思いますが、パフォーマンス低下の場合、それが施術の対象になるのか否かは分かりにくいところかもしれません。一つの目安として、「今まで当たり前の様に出来ていたことができなくなった・・」ということを感じましたらご相談ください。「身体に聞く検査」をすれば、それが「脳の誤作動記憶」によるパフォーマンス低下なのかどうかがすぐに分かります。

「脳の誤作動記憶」が過去のトラウマや無意識的なストレス、人間関係などに関係しているかもしれません。特徴として意識的にはほとんど気にしていないが、よくよく考えると関係しているかもしれないというような内容の記憶が多いようです。施術によってパフォーマンス低下が改善された患者さんの多くが、単にそのことだけでなく他のことにも波及してプラスの効果を感じてくださる方が多いようです。簡単に「年のせい・・」などと諦めないで、思い当たることがありましたらお気軽にご相談ください。


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