皆様、こんにちは、LCA代表の保井です。先日、LCAスタッフと人間学に興味のある先生方を交えて、人間学の勉強会をZOOMで開催しました。ファシリテータは保井が努めました。勉強会の教材には、人間学誌「致知」の総リード(冒頭文)の「人を創る」というテーマの1ページを使いました。参加者にはあらかじめ課題を読んでいただき、感じたことをフィードバックしてもらいました。教材を読んで勉強会前に感じたこと、勉強会の後に感じたことをそれぞれフィードバックしていただきましたので、一部ご紹介させていただきます。
人間学誌「致知」の総リード(冒頭文)を「人を創る」を読んで感じたことを箇条書きにしてください。(勉強会前のフィードバック)
• 孟子の言葉「天下国家を思うならもっとも身近な我が身を修めよ」とあるように何かを始める時にはまずは自分の人間力を磨くための努力をすることの重要さを再認識しました。そして人間力を磨くためには日常のほんの小さなことからも磨く事ができるものだと感じる事ができました。
• 「他責の人でなく、自責の人であれ」と「人生全てが当たりくじ」という言葉に同じことを思いました。コロナによる影響です。世の中が不景気になり将来の心配をしていたのですがむしろこの出来事がチャンスであると心から思う必要があると気づかされました。どんなことでも、最終的には自分の心次第なんだと思います。
• 肯定的な意図が見え隠れする患者さんで、こちらに依存してくる人がいると、以前は患者さんのせいにしていましたが、人間学の勉強を進めると、だんだん私自身の問題なのかな〜と感じるようになりました。
• 治療院経営において成功していく為の集客方法や治療テクニック、会話技術などの戦術に関する情報は世の中に大量にある。それらを身につけて実践していく事も大事だが、それ以前にその戦術を使いこなす自分自身の人間力、あり方、器が最も大事である。それがなければいくら小手先のやり方を身につけたところで末永く繁栄してゆくことはできない。
• この人生において人間力を身につけて大きな人間になっていこうという目標を持ち、そこを目指そうと揺るがない決心をする必要がある。 生きていくと辛い事、悔しい事、嫌な事はたくさんあるが人のせいにしないで、目の前の結果は全部が自己責任だと引き受けて全力で生きて行くことが大事である。心を磨き人間力を身につけていくことが大事。
今回のセミナーで心に残ったフレーズを箇条書きにしてください。(勉強会後のフィードバック)
• 自分のやっている事を自分自身が納得できているか!
• ドロドロした人間関係の中で自分を磨く。不愉快、ジェラシーを感じる時に、自分の中のどこからそれがきているのか他責ではなく自責で考える。
• 居心地の悪いところに身を置くことで自分を磨く。居心地の悪さを感じながら行動していく。
• 3秒で行動する。やらない思考が浮かんでくる前に動く。
• 知識をつけるよりも自責の念を常に持って実践していく。
• 自分の行動に、自分が納得できるか?自分を振り返ることができるか? /心の流れを見れているか?
• 日常の小さなことから学べる。人間力は、苦悩の中から学ぶ。目の前で起きていることは、どういう意味があるのか?
• 人間力を身につけることが大事。人との関係性の中で人間力は磨かれる。
• 心が動いたときそれを客観視する必要がある。心が動いたときに自分の理論で相手を攻撃してはいけない。そこから学ぶことが大事。
• 居心地が悪く苦手だと思う環境こそ自分を成長させ磨いてくれる場所。居心地が良く自分が優位に立てる場所ばかりに留まってはいけない。
• 自分自身が育たないとまわりは育たない。
• 治療技術だけにひかれて集まった患者さんは治ったらすぐに離れていく。人間力に惹かれると長い付き合いとなる。
• おごり高ぶらず謙虚に常に学び続ける。他者への感謝、優しさを忘れてはいけない。
• 人の批判をするのではなく自分ができる事に意識を向ける。すべては自己責任である。
• この様な勉強会に参加するにあたり、自分の考えを話す事が恥ずかしい気持ちや、自分の至らない考えがばれてしまうという怖さなどもありましたが、とても良い学びになりました。参加させて頂きまして本当にありがとうございました。
今回の学びを実生活でどのように活かしたいですか?箇条書きにしてください。
• 心が乱れている時は、他責になっている。心の流れ・動きを意識する。日常生活の中で、自分の心を磨く。
• どんな患者さんでも、自分に意味がある。
• 自分の行動に、自分が納得できるのかを意識できるようにする。他人ではなく自分の内側に注目する。
• 楽な方向、心地よいと思う方向に進もうとする自分を律して即行動を心がける。
• 自分を磨くことにコミットする。自己責任の気持ちを常に忘れずに生活する。
• 常に神様が見ているという意識を忘れない。
• ただ流されて生きるのではなく、今後の人生で人間力のある人物に成長していくという事を決意し、今日からそれを意識して生活する。その上で治療師として経営者として具体的な目に見える結果を出し続け、世の中に貢献しながら繁栄していきたい。
私自身は20年ほど前に人間学の勉強の必要性を感じて、それ以来、コツコツとことあるごとに勉強してきましたが、いつになっても反省することばかりです。人間学関連の本や雑誌を読んだり、勉強会に参加したりしてきましたが、やはり大切なのは日常生活の中から培われる経験、体験で、そこからでしか本物の人間力は養われないのだと考えています。本勉強会では、ご自分の経験や体験を通じて、自己を振り返り、それをメンバーと共有することでさらに人間力を磨いていく場になっていると思います。興味のある方は、次の機会にぜひご参加ください。
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