今回の中級1では、経絡を中心にして、チャクラや肉体内外に関係するアプローチの仕方などをご紹介させていただきます。PCRTのコンピテンシーの一つである「身体をエネルギー体として診る」ということを実践的に学んでいいただける内容です。
医療、健康関係に従事する治療者を大きく分けると、「病理の目」と「感性の目」に大きく分けることができます。人を機械的な目、もしくは病理の知識を備えた目で診るのか、それとも、有機的な目、もしくはエネルギー的な感性を生かした目で診るのか?
私たちの感性には、本来、エネルギー的なバランス異常を感知するセンサーが備えられているはずです。昔の宗教画や仏像などの背景にはオーラのような「エネルギー」が描かれています。昔の人々は、研ぎ澄まされた感性を生かして、そのようなエネルギーを普通に感じながら生活を営んでいたのかもしれません。
現代のようなに知識、情報がありふれた生活の中では、大切な感性を軽視し、退化させて、知識、情報ばかりを頼りにしているようにも感じます。病理学的、あるいは神経生理学的な知識の多くは、科学的、あるいは客観的に証明された結果です。それはとても素晴らしい成果であり、多くの人に支持され高く評価されています。
しかしながら、小宇宙と呼ばれている人間を取り巻く様々な関係性からすると、それらはほんの一部の知識、情報でしかありません。「人はなぜ、病気になり、病気にならないのか?」「昨日まで元気だったのが、なぜ、理由もなく突然体調不良になるのか?」など、本質的に解明されていない課題がたくさんあります。
科学的に証明された知識、情報は、ネットを開けば取り出せる時代です。しかしながら、目には見えないエネルギー的な情報は、ご自身の感性を高めなければ診ることはできません。PCRTの研究会はそのような感性を磨く場でもあります。PCRTの研究会を通じて、エネルギー的な感性に磨きをかけて、さらに多くの人々に貢献できる力を身に着けていきましょう。
それでは、研究会でお会いできることを楽しみにしています。