2012年11月7日水曜日

「考えるだけで家電操作」と「イメージだけで検査治療」

2012/11/2付の日経新聞に「考えるだけで家電操作」という見出しで記事が紹介されていました。考えるだけで車いすを動かしたり家電を操作したりできる“賢い住宅”を開発しており、住んでいる人の頭部にセンサーを取り付けて脳波の変化をコンピューターに送信し指令を出す仕組み。2020年前後の実用化を目指すとのことです。

数年前からこのような脳波を読み取って機会を動かす技術研究は進化しています。このような技術を日常生活で使うことが十数年後には当たり前になっているかもしれないですね。そうして考えると、ファミリーカイロで行っている「イメージしながら検査」、「イメージしながら治療」という治療法(ニューロパターンセラピー)もそのうちに「不思議な治療」から「当たり前の治療」へと変化してくるかもしれません。

治療した後は良くなるけれども家に戻ると症状がぶり返す、あるいは職場に行くと症状がぶり返すという「ぶり返すパターン」を調べる際に、どの場面で症状がぶり返しているのか検査をします。脳は緊張するパターンを学習記憶していますので、その場面をイメージしてもらうと「反応」を示します。

その場合、その場面での身体の誤作動状態を引き出したまま治療することが必要になりますので、患者さんにはしばらくその場面をイメージしてもらったままで治療を施します。身体に学習記憶された誤作動のパターンは視覚的な場面だけでなく、動作や姿勢にも関係していることがあります。

このようにイメージしながら検査、治療するということは機械的に考えると不思議に思えるかもしれません。しかし、脳(心)と身体は密接に関係し合っていますので、あえて言えば、イメージしながら治療するということが本質的な症状の改善につながるわけです。

 
最近、患者さんから、症状に結びついている可能性がある季節のパターンや周期的なサイクルのパターン検査を求められることが増えてきました。このように積極的に症状のパターンがどこからきているのかを探すことは症状を改善するうえでとても大切なことです。

一般的に「身体の問題は構造的な問題」という身体を部品としてみる機械的な考え方が、多くの人達に染みついています。しかし、本質的な原因はその奥にある無意識のパターンや習慣にあることが多いようです。もしかすると、○○のパターンが影響しているかもしれないということがありましたらお気軽にご相談ください。


この動画ファイルは、イメージによる治療を受けた患者さんの音声インタビューです。

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