先日、AMセミナー会場で陽春堂さんとウイスマーさんの方にAMSATという全自動皮膚抵抗値測定システムや自律神経測定器などを展示していただきました。10分程度の測定器に関するプレゼンもしていただきましたが、先生方には興味深いお話だったのではないでしょうか?
私たちが行っている治療法は、基本的にはエネルギー治療です。そのエネルギー治療の効果を知るためにはエネルギー的な測定、すなわち電気的な測定が必要です。そのような意味において、AMSATのような生体の電気的エネルギーを計測する機器には、私たちが診ているエネルギーブロック(EB)と一致してほしいという期待があります。
臨床現場では、患者さんに痛みなどの何らかの症状がある場合、9割以上の患者さんで、施術直後に症状の消失や軽減が見られます。それは、施術によってEB反応を消去した結果であり、EBの分析が的確だったということの裏付けにもなります。もしも、私たちが施術ターゲットにしているEB反応とAMSATのような計測器で示される生体の電気的な異常反応部位がある程度一致していれば、私たちが行っている生体を検査器具に使う神経反射検査法の信頼度もかなり高くなるという期待が持てます。
先日のAMセミナーの合間にAMSATの測定器で、AMとPCRTを併用した手法で、術前、術後を計測させていただきました。そのようなことを行う予定ではなかったのですが、時間の合間にたまたま見たある先生の測定結果と私が行ったフィンガーテストによるEB反応検査結果を比較してみると、なんとデータによる電気的に機能亢進部位とある程度一致していることが分かりました。測定された先生から治療を依頼されて、検査後すぐに治療して、すぐに術後の検査を行ってもらいました。
すると、先ほどの赤色のついた機能亢進部位が消失して明らかに改善され、臓器の異常反応も色が変化して改善されていました。特に自覚症状があったわけではなく試しに行った術前術後の評価でしたが、いつも臨床で診ているEB反応部位と、AMSATが示す異常反応がある程度一致していたことはとても興味深い内容でした。また、私がAMSATで評価を行う前に、AMとPCRTのインストラクターの先生が治療した結果も同様に顕著な改善が見られたという報告も聞きました。
日ごろ臨床で私達が使っているAMとPCRTを併用した施術法のAMSATによる術前術後の評価は、まだほんの2例だけですが、なんとなくたまたま出た結果ではないような気がしています。AMSATで我々のエネルギー療法を検証することで、私達が臨床で使っているEB反応を診る神経反射検査法、ならびにその施術法を科学的に証明できるのではないかという可能性を強く感じました。
このAMSATの測定器は検査時間が17秒ということで、器具の装着や設定などを含めても数分で完了するとのことです。次回のPCRT研究会中級1では、陽春堂さんとウイスマーさんご協力を得て、受講の先生方から希望者を募り、AMSATによる術前術後の検査を行わせていただく予定です。私たちは施術結果で患者さんとの信頼関係を保っていますが、このような科学的な器機で検証することによりさらに信頼度が高まるように思います。
次回のPCRT中級1では、チャクラや経絡のEBを特定する検査法とそれに絡んだベーシックの感情の検査法をご紹介する予定です。PCRTのエネルギー療法がより深まる大切なプログラムになります。皆様のご参加を楽しみにしております。
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