寝ている時に両足がジンジンして歩く時に両足が重たい
85歳、女性、両膝や足の裏、両手の痛み、右肩関節の痛みを訴えて来院。ふらつき感や足のむくみの症状もある。血管迷走神経失神で何度か意識がなくなり病院に搬送されたとのこと。整形外科や内科の病院には通院されている。
【経過と調整】
最初は歩行もままならなくて、付き添いの方と来院されていたが、通院回数を重ねるごとに徐々に回復された。当初は関節の痛みに加えて、メニエール氏病や頻尿、喘息、アレルギー、便秘など様々な症状を抱えていた。症状があまりにも複合しているので、最初は何が改善され何が改善されていないのかが分かりにくかった。
通院回数を重ねるごとに、今まで長く患っていた両膝の痛みや肩関節、手の痛みも改善された。施術後に症状が一時改善され、ぶり返すことも多かったが、そのぶり返しもだんだんと少なくなり、ご本人も治るということに自信を持たれていた様子だった。数週間は足の痛みを訴えることがなかったが、先日、寝ている時に両足がジンジンして、歩く時に両足が重たいという。症状の程度を数値化すると10段階で「10レベル」。
アクティベータ・メソッドによる調整後、症状が「6レベル」まで下がる。その後、PCRTのハード面調整法にて中枢神経系刺激と筋膜調整を行い「3レベル」まで下がる。3日後に来院され、ジンジンしていた症状がだいぶん改善されているが、特に右足に症状を感じるとのこと。症状のレベルを尋ねると「3レベル」。引き続き、アクティベータとPCRTの筋膜を調整後レベルを尋ねると「1レベル」まで改善。帰りには「だいぶん楽になった!」と喜んで帰られた。
【考察】
年齢のせいという訳ではないが、年を重ねるごとに病院で様々な治療を経験されている様子だった。最初の通院では様々な症状を抱えていたので、症状を数値化するという段階ではなかったが、症状が限定化されるにつれて、数値化することができ、さらに症状の改善度を客観的に確認することができた。治療法はもちろん、自分自身の治る力に対する信頼がかなり高くなった様子。今後、症状がぶり返すこともあるかもしれないが、「治らない経験」よりも、「治る経験」の方が上回ったのではなかろうか。今後もご自身の身体に自信が持てるようにサポートさせていただく。
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