2018年12月7日金曜日

慢性症状はなぜ治りにくいのか?(動画)

慢性症状と誤作動記憶の関係性についての動画です


先日、脳神経科学の研究者である奥山さんと芥川賞作家の又吉さんがNHKの番組で記憶の書き換えについての研究成果を紹介していました。PCRTの誤作動記憶の調整にとても関係する研究内容でした。

10年以上も前から身体に不調を引き起こす誤作動記憶の概念をPCRT研究会で伝えてきました。あくまでも臨床で培った仮説でしたが、その仮説が段々と科学的な証明へと近づいていくのを感じています。

慢性症状は、「記憶」というよりも、身体の「構造異常」の問題だと考えるのがまだまだ一般的ですが、「慢性症状の場合は、『記憶』を調整する」という考え方が社会に広まると、どれほど多くの人々が慢性症状から解放されるか計り知れないと私は考えています。

今回「慢性症状がなぜ治らないのか?」という動画をLCAのスタッフに協力していただいて作成しました。もしかすると、一般の人には難しいと感じる人もいるかもしれませんが、繰り返し見ていただくことで、理解が深まると思います。

PCRTを臨床で使っている先生方には是非患者教育に活用していただき、「誤作動記憶」の調整を啓蒙していただければと思います。

将来は「慢性症状なら、誤作動記憶の調整をした方がいいよ!」あるいは、「症状の記憶を書き換える調整をしたら治るよ!」ということがさらに一般化する時代になることを願っています。

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