昨日、ジストニアとイップスOne Dayセミナーを福岡で初めて開催させていただきました。
前半、現代医学に基づいたジストニアの定義や分類、鑑別、ジストニアに関係する神経ネットワークやジストニアに関係する大脳基底核の主な機能や運動ループ、心因性ジストニアとイップスの神経学的メカニズムの仮説を学びました。医学的な文献に基づいた情報を説明し、PCRTを応用した問診のポイントや注意点を紹介しました。その後、痙性斜頸のアプローチの仕方やリバビリの手法、書痙のアプローチの仕方を紹介しました。
後半はイップスについての最新の情報をお伝えし、ゴルフイップスや送球イップスのアプローチの仕方を学びました。そして、パフォーマンス向上のためのフォローの仕方、マインドフルネスの活用などをご紹介しました。ワークでは「部分と全体」を体験するワークや誰にでもある「反復性のパフォーマンス問題」を課題に施術のアプローチを学びました。心因性ジストニアとイップスの症状改善は、PCRTでのアプローチが本質的な施術になるということを改めて理解していただいたのではないかと思います。
参加されていた先生方が認定者であり、遠方からこのセミナーのために日帰りで福岡まで受講していただいた先生もおられました。参加者の意識が高くとても有意義な実践編のOne Dayセミナーになったと思います。すでに、ジストニアやイップスの患者さんを多く施術されて、結果を出されている先生もおられましたが、今回のセミナーを通じて、さらに多くの患者さんをサポートしていただけること思います。熱心に受講していただきありがとうございました。
10月にも東京で実践編が開催されますのでよろしくお願いします。
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