2019年11月9日土曜日

「私はいい人である」という「基準」がもたらす緊張 (赤面症)

赤面症で通院されている患者さんの一コマで、奥に隠れていた誤作動記憶のパターンが分かったのでご紹介したいと思います。赤面症の症状は初回からするとかなり改善され、表情にも豊かさが現れている様子、でも時折、症状が出るのではないかと不安になるような状態。

目安検査で示されたのは、近所の人と対面で話をする場面のイメージで陽性反応

誤作動記憶の検査をすると、「恐れ」の反応

術者:「今までの傾向だと、“どのように評価されるか”ということがよく反応で示されていたと思いますが・・・」

術者:「今回も「いい人」であるかどうかの評価が気になっている自分がいる可能性がありますか?」

患者:「そうですね・・」

PRT陽性反応

術者:「ご自分にとって“いい人の基準”があるとしたら、どんな人でしょうか?」

患者:「“人に迷惑を掛けない”、“嘘をつかない”、“人の悪口をいわない”・・・」

術者:「それは悪い人ではない基準になりそうですが・・。悪い人でなければいい人のようになっているかもしれませんね・・・」

術者:「いい人の基準というと、幅が広いと思うのですが、心当たりのあるいい人の基準、あるいはモデルはないでしょうか」

患者:「・・・・・ん? 漫画の主人公???」

PRT検査

術者:「あっ、今の言葉で反応しているので、その漫画の主人公がいい人の基準なのでしょうね」

術者:「脳(無意識)は漫画の主人公のようなヒーローが基準になって、そのように評価されているかどうかを気にして緊張しているということですね・・・」

患者:「・・・・あ〜なるほど、それはあり得る(笑)」

調整を行い、誤作動記憶の反応は消失しました。

[考察]
患者さんは昔から漫画が好きで、よく読まれているとのこと。恐らく知らず知らずに漫画の主人公の人格が自分の無意識に投影されて「在るべきいい人」の基準になっていた様子です。以前にも別のキーワードで「漫画の主人公」が関係して誤作動記憶の調整をしたことがあり、今回は患者さんも比較的早く「漫画の主人公」が関係しているかも・・・と察しがついた様子でした。今回の誤作動記憶のパターンは、「相手にどのように思われるのか」ということが誤作動記憶の原因になっていました。

そして、それは以前にも繰り返されていた誤作動パターンなので、さらにその奥にある誤作動記憶のパターンを引き出すために質問を深めていました。「人にどのように思われるか」ということは誰もが気に掛かることです。しかしながら、人それぞれに「基準」が異なります。いい人の基準のハードルを高くすれば、緊張度は高まりますし、逆にハードルを低くすれば、緊張度は低下します。注目すべきはその人がどのような「いい人の基準」で緊張のスイッチを入れているか、さらにはその「基準」ができた「経緯」はどこからかということです。

今回の事例ではよく読んでいた漫画の主人公からの情報によって、「いい人の基準」が学習記憶された様子でした。私たちは、幼い頃から見てきたヒーローものや、悲劇のヒロインを主人公にした漫画やドラマで、知らず知らずのうちに影響を受けていることもあるようです。そして、それが隠れた信念体系となり、心の基準を創って、メンタル面や身体面に制限をかけてしまうようです。「まさかそんなことが心身に影響を及ぼすなんて・・・」と思われる人もいるかもしれませんが、脳の神経回路の誤作動記憶という視点から見ると、起こりうる因果関係です。このような施術で改善する多くの患者さんの実例から見ても辻褄があいますし、患者さんご自身が納得されていることがとても大切だと考えています。さらなる改善を期待しています。

2019年10月23日水曜日

痛みはどこから?骨、靭帯、軟骨からの痛み

腰痛や関節痛の痛みはどこから来ているのか?痛みの症状を改善させるためには痛みに関連する部位の特定が必要です。痛みの種類は発生源から分類すると3つに分けられます。まずケガや火傷のときの痛みのように、その部位に炎症が生じ、痛みを起こす物質が発生して知覚神経を通じて脳で痛みを感じる「侵害受容性疼痛」と呼ばれる痛み。次に構造的な異常が見えないにもかかわらず痛みが生じている「神経障害性疼痛」と呼ばれる痛み。そして、3つ目は、「侵害受容性疼痛」にも「神経障害性疼痛」にも当てはまらず、「心因性疼痛」と呼ばれている分類の痛みで、これは心の問題というよりも脳の認知の異常によって生じる痛みです。その問題の本質は心(精神機能)ではなく、「脳(無意識と身体との認知機能)」にあると考えられます。

そして、多くの慢性症状は、これらの痛みの発生源が複合しています。症状の種類や慢性化の程度などによって「神経障害性疼痛」の問題の度合いが大きかったり、あるいは「脳(無意識と身体との認知機能)の問題の度合いが大きかったりします。慢性症状で一時的に症状が改善されても、すぐに振り返す場合には、特に「脳(無意識と身体との認知機能)」に原因が隠されていることがほとんどです。先日もある膝関節を抱えた患者さんで、振り返す原因を検査していたところ、単に関節を構成する筋肉や関節だけでなく、半月板や前十字靭帯そのものの誤作動記憶が関係しており、その誤作動記憶を調整することで症状が改善された事例があり、改めて無意識と身体との関係性による誤作動記憶、すなわち脳の認知に関係する領域が痛みに深く関わっていたことを確認しました。

通常の医学的な視点からすれば、筋肉や筋膜に分布する神経学的機能が痛みに関係する発生源になると考える傾向にありますが、神経分布の少ない靭帯や軟骨も慢性症状の痛みの発生源になっており、それは脳の誤作動記憶に深く関係しています。筋肉の機能異常による痛みに関しては、マッスルテストによって比較的容易に検査することができますが、靭帯や軟骨、骨などはそれ自体での動きがない組織ですので、エネルギーブロック(EB)の検査には、特殊な検査をしなければなりません。その検査法はPCRT上級編でご紹介させていただきます。

この検査法をマスターできると、慢性的な関節痛の隠れた痛みの発生源の特定が容易にできるようになり、慢性症状の改善度がさらに高まると思います。次回のPCRT上級編では、骨、軟骨、靭帯からの痛みの発生源を特定し、調整する検査法に加えて、ジストニアやイップスなどの調整法など、上級でしか学べない内容をご紹介させていただきます。皆様のご参加を楽しみにしております。

2019年10月14日月曜日

「友達が多い方がいい」という信念の影響―痙性斜頸の施術過程での一コマ

本日、痙性斜頸の施術の過程で深い気づきがあったので、書き留めておきたいと思います。現在、大学1年生の女性が痙性斜頸で通院中です。本人も随分よくなってきているとの自覚があり、施術は順調に進んでいます。施術の過程でとても良い気づきがあり、そのことが症状改善につながっているということがよく分かります。その気づきの過程を一部シェアさせていただきます。

誤作記憶の検査では、以下の反応が示されました。
「喜び」→良い成績→さらに深く→「存在感」の反応。成績が良いことで人に評価され存在感を維持できているという認識。
「慈悲心」→友人関係で自分→人格的に切るに切れなくてだらだら続いてお付き合いする自分→ネガティブな思考を持つお友達に振り回されるので、もっとポジティブな思考をもつお友達とお付き合いして自分を高めたいと願う。それが一年ほど前からの悩みで現在でもその悩みは続いているとのこと。

そこで、悩みパターンに関係する「誤作動記憶」を検査。すると信仰心のキーワードで反応→友人関係→質問から「友達は多い方がいい」という信念があり、それは、先に示された「存在感」にも関係していました。

つまり、「友達は多い方がいい」という信念は、心の奥で大切にしている「存在感」につながっており、「友達が多ければ、自分の存在感は高い」という心の構造の一つになっていました。その信念が「心のブレーキ」になり、それがあるが故に切りたくても切れない友人関係のジレンマにつながっていたということが明確になったということです。

そして、その施術後の改善も明らかに示されており、下に向く動作でも首が傾く動作はほとんど再現されず、スタッフによると受付から帰る際の動作でも、ジストニア特有の手を添える「感覚トリック」の動作も見られずに帰られたとのこと。

今回は9回目で2枠の施術時間で週に2回のペースで通院されています。まだ、完治したとは言えないまでも初心時の症状に比べるとかなりよくなっているのは明らかなので、この調子でさらにぶり返すことなく良い方向へと改善してほしいと願っています。

2019年10月10日木曜日

「知識」だけでは得られない体験型セミナーの価値

時代の流れと共に、セミナー活動の価値も随分と様変わりしてきたようです。10年以上前のセミナーでは、最新の理論や知識に基づく技術には多くの受講者が興味を示してくれていたように思います。近年ではインターネットやSNSの普及に伴って、その価値はセミナー講師から習うというよりも、ネット検索から習うという方向へとシフトしてきており、素人と玄人の境界、プロとアマの知識の壁が少なくなってきているように感じます。また、ネットによる学習は知識だけでなく技術でさえも動画で学べる時代になっているようです。

しかしながら、技術、知識の学習は見様見真似で学べても、実際に自らが行動して体験しなければ技術を習得したとは言い難いと思います。「知識」と「知恵」の学習に分けるとすれば、「知識」の学習は書籍やネット情報からできますが、「知恵」の学習は実践的な体験を通して深く洞察し、言葉では言い表せないコツを自らが掴んで行くことでしか体得できないでしょう。

イギリスのオックスフォード大学は、近い将来に現在ある仕事の90%は機械・人工知能(AI)に置き換えられると公表しました。また、野村総合研究所は、この先15年で今ある仕事の49%がなくなるというレポートを発表しています。AI(人工知能)の研究が進歩するにつれて、医学の世界においても人に変わってAIが診断をする時代になるといわれています。機械学習やディープラーニングを通じて、AIが徐々に人間が行うような複雑な問題に対応できるようになってきているという現実があり、病気の診断もAIを通じてできる時代が来るということだと思います。

自然治癒力を引き出すことを目的とする徒手療法においても、AIがその代役を担ってくれる時代がくるかもしれません。AIの発展に伴って、施術者の学び方もだんだんと変化が現れています。そのような時代の流れに沿って、LCAでは体験型のセミナーに重点を置いてから5〜6年が経過しています。特に強調しているのは自らが体験して学びを深める手法です。実技を行うことはもちろんのこと、人の実技を観察してフィードバックすることも大切な体験です。見て、聞いて、考えて、行動する体験にこそAIに勝る技術技能が身についてくるのだと思います。

人工知能が発展する時代において、「治す」ことを目指す自然徒手療法家に必要なのは生体の「働き」の異常や生体エネルギーブロック部位を的確に特定して、調整できることだと思います。専門的な知識、情報が検索すればすぐに取り出せる時代において、生体の機能異常部位、さらには生体エネルギーブロックの部位を瞬時に検査できる技法は、恐らくAIに取って代わることはできないでしょう。私たちはそのようなAIが発展しても到達できない人間の感性や能力を磨いて、自然徒手療法の価値を高めることが求められる時代になってくるのだと私は思います。


2019年10月1日火曜日

FCCニュースレター2019.10-11 心理社会的要因がもたらす病気

2016年の総務省のデータによると55歳から79歳までの主な死亡原因は1)ガン2)心疾患(心臓の病気)3)脳血管疾患の順になっております。ガンと心疾患は統計的に見ると年々増加傾向にあります。その一方で、脳血管疾患による死亡率は減少傾向にあります。医学が進歩しているにも関わらずガンや心疾患はなぜ増え続けるのでしょうか?それは、ガンや心疾患が心理社会的要因、すなわちメンタル面が関係している可能性があるからです。医学は肉体構造を修復する技術において素晴らしい成果を上げてきましたが、心理社会的要因と病気との関係性を対象にした研究はほとんど進んでいません。恐らくその領域の研究が進んでないが故にガンと心疾患の死亡率は年々増加傾向にあるように思います。

心臓病学は過去100年の歴史でステント、ペースメーカー、冠動脈バイパス手術、心臓移植など科学的な進歩と共に多くの心血管系死亡率の低下に寄与してきました。しかしながら、その進歩を続けるには限界に近づいていると、Dr. Sandeep Jauhar心臓外科医が警鐘を鳴らしています。彼は心臓外科医として20年の経験を持つ医師で、心臓病の問題に対して新しいパラダイムに移行する必要があると述べていました。そのパラダイムとは、医師の間で心理社会的要因を最前線の問題として考えるべきであるということです。

医学雑誌「サイエンス」に掲載された1980年の研究で、研究者らはケージに入れたウサギに高コレステロール食を与えて、心血管疾患への影響を研究しました。彼らはあるウサギが他のウサギよりもはるかに多くの病気を発症したことを発見しましたが、その理由を説明できませんでした。彼らは恐らくウサギとどのくらいの頻度で接触したかに関係があるのではないかと考えました。そこで彼らは同様の研究を繰り返し、1つのグループでは、ウサギをケージから取り出し、かわいがり、話をし、遊んでおり、もう1つのグループでは、ウサギをケージに入れたままにしておきました。その後、彼らは人間の相互作用を受けた最初のグループのウサギは、コレステロールレベル、血圧、心拍数が類似しているにもかかわらず、他のグループのウサギよりも大動脈疾患が60%少ないことを発見しました。

また、1990年にイギリスの医学雑誌「ランセット」に掲載された研究論文では、一つのグループを食事療法や適度な有酸素運動だけ、もう一つのグループを食事と運動にプラスして心理社会的サポートやストレス管理のアドバイスを行なったグループに分けて長期に調査しました。すると食事療法や運動だけでは心臓疾患の予防には至らず、心理社会的サポートやストレス管理の必要性が明らかになったそうです。つまり、運動や栄養バランスだけではなく、人と関わる心理社会的要因が心臓病の予防に大きな影響をおよぼしているということです。このような心理社会的要因は通常の健康診断では分かりません。たとえ健康診断で問題がなくても、もしかするとストレスの影響を受けているかもしれません。大したことがないと思われる症状でも、何らかの不調を身体が訴えているかもしれません。

当院では「心と身体の関係性」=「心理社会的要因」を長年研究しております。様々な心理社会的要因が健康に悪影響を及ぼさないように予防的サポートをさせていただければと願っております。お気軽にご相談ください。

2019年9月26日木曜日

ICC国際コーチンング連盟認定国際コーチ養成講座のご案内


いよいよ1221日よりICC国際コーチング連盟認定国際コーチ養成講座が開催されます。様々なコーチ養成プログラムがある中で、ICCのコーチ養成ブログラムは世界的に評価されています。ICC国際コーチング連盟が2001年に創設されて以来、現在、67カ国から約13000人の国際認定コーチがこのプログラムから誕生しています。国境や文化の違いを超えた人間関係の本質に通じるプロコーチ養成プログラムであることが伺えます。世界各国で年間100以上のICCコーチ養成プログラムの講座が開催される中で、本年度日本国内で開催されるのは本講座のみになります。https://internationalcoachingcommunity.com

ICCのトレーニングは色々な種類のコーチングから様々なモデルを取り入れているので、幅広いコーチングモデルを学ぶことができます。また、ICCトレーニングの特徴として、単にコーチングのスキルではなく、人の在り方や価値観、信念などを心理的に深く掘り下げながらゴールへと進めていく手法は多くの受講者から高い評価を得ています。

単なるスキルではなく、理論的背景に裏付けられた実践トレーニングは、本や動画など座学の「知識」では得ることのできない新しい「体験」、「気づき」をもたらしてくれます。本講座を受講されることで、ご自身の深い部分に何らかの変容がもたらされ、人生やビジネス、人間関係など様々なシーンにおいて役立つことでしょう。「知識」とは「言葉で表せるもの」であり、「書物」から学べるものです。一方、「知恵」とは「言葉では表せないもの」であり、「経験」からでしか学べないといわれています。スマホで検索すれば、ありとあらゆる情報が引き出される現代において、「直観力」「洞察力」「大局観」などと呼ばれる知性がさまざまな分野で求められています。そのような知性は深みのある経験を通じて磨かれ、その経験を通じて本質的な「知恵」が蓄えられていくのではないでしょうか?

ハーバード大学による75年にわたる調査で判明した「幸せな人生」とは、富、名声などではなく、「良い人間関係」であると結論づけています。良い人間関係は仕事、家族、友人など様々な分野において必修条件です。良い人間関係を築くにはどうすれば良いのでしょうか?その答えは「知識」だけでは簡単に学べるものではないでしょう。おそらくそれは経験によって培われる「知恵」であり、もしかすると、本講座にはそのヒントが含まれているかもしれません。

ご自身の無限の可能性を信じ、さらなる高みを目指そうとされている先生方にはぜひ参加していただきたいトレーニングです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2019年9月23日月曜日

「How to」を超えたさらなるステップ アート=直感力=人間力

徒手療法を施す施術者が施術法を学ぶにあたって、多くの治療家は「どのようにするのか?」という手順、技法に目を向けます。次にその背景にある「なぜそうするのか」という理論や哲学、そして、その理論に科学性があるのか、あるいは技法に客観性があるのかということに注目します。

多くの施術者が同じ施術法で同じ結果を出すためには、「どのようにするか?」(How to)を統一する必要性があります。そして、「なぜそうするのか?」(Why)を同じように説明できなければなりません。現代医療は科学という客観的な検証に基づいた医療が主流ですので、客観性があると多くの患者さんが信頼を寄せてくれます。

様々なカイロプラクティックのテクニックがある中で、アクティベータ・メソッドは半世紀以上にわたって同じ手法と理論を継承し続け客観性を重視してきました。そして、それを活用している世界中の多くのカイロプラクターが、腰痛や関節痛などの筋骨格系症状に対して自信を持って施術を行っています。

効果を引き出すためには、神経関節機能障害の神経生理学的エラーを感知できる下肢長検査の熟練が必要不可欠です。また、調整する際の適切なコンタクトと調整法のタイミングの技法も“コツ”があり、それは教科書だけでは学べない内容が多く、その“コツ”をセミナーで習得する必要があります。

効果を引き出すためには、上記に述べた「How to」が必須条件になりますが、機械の修理とは異なって、心を持った人間を対象にしているので、同じような腰痛患者でも人によって微妙に異なります。言葉の掛け方、検査の仕方、説明の仕方など、患者一人一人に合わせて接し方を変えなければなりません。それは、言葉では表しにくいアートの領域であり、経験から導き出される「直感力」や「人間力」が必要になります。

そのような臨床における施術者としてのアートの領域は経験を積んでいく必要性があります。単に「どのように」(How to)だけを習得すればそれで終わりではなく、「なぜそうなるのか」(Why)や臨床で大切な「直感力や人間力」を深める必要性が求められるでしょう。

私はそこに治療者としての奥深い醍醐味があると考えています。毎日の臨床において、本当に一人一人の患者さんの立場になって、その方の未来を考えて真摯に向き合っているのか?患者さんのニーズに幅広く応えることができる治療者になるための努力を怠っていないのか?当たり前のことではありますが、日々問いかけるように心がけています。