無意識」にアクセスする「コーチング」を目指して 連載
連載6「調和」を引き出すために
心身の調和が乱れると「病気」になるということは一般的にも知られていることです。なのに病気という自分自身の中にある一部と闘うとさらに調和が乱れ「病気」のプロセスが進行して、病気の悪循環を起こしてしまうのではないでしょうか?長い臨床経験の中で、「病気」が治る過程をいくつも体験させていただいています。病気の一つの原因として、自分自身の中での「葛藤」があります。要するに、「頭で考える自分」と「腹の底で感じている自分」とが戦っているわけです。そこで、施術やコーチングを通じて、視野を広げていくことで、盲点が少なくなり、戦いに終わり告げ、病気も快復するという場合が多々あります。
東京海洋大客員助教授・さかなクンによると、メジナという魚を狭い世界に閉じ込めると、なぜかいじめが始まるというのです。『メジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。』と述べています。
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